婚活小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の婚カツ(コンカツ)物語』 -52ページ目

〔10〕 子どもとのお見合い(第1回『花火』)

第1回『花火』


この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。


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滝のような雨が降って、その年の梅雨が明けた。


大阪の風物詩、天神祭りがすぐそこだった。


天神祭りの日には花火が上がり、中心を流れるいくつかの川に「船渡御」と呼ばれるお渡りの船が浮かぶ。


提灯をぎっしりつけた船。


大きな電飾を掲げた船。


天神橋筋商店街ではお神輿が行き交う。


大阪が芯からにぎわう夜だ。


大木は恵を天神祭に誘った。


初めてのお見合いから3度ほど2人で食事していた。


話題は尽きず、いつもユーモアを忘れない大木を、恵はいっそう好きになっていた。


大木も、心を決めかけていた。


「うれしいです。浴衣着ていきますね」


誘いの電話に恵は笑顔で答えた。


「それは楽しみやな。... 恵さん、ひとつお願いがあるんです」

「なんですか」


大木は目をつぶって言った。


「愛美を... 娘も連れていっていいですか」


恵は覚悟したように答えた。


「もちろんです」


それは恵と愛美のお見合いなのかもしれなかった。






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