婚活小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の婚カツ(コンカツ)物語』 -50ページ目

〔12〕 人生で一番の花火(第1回『花火』)

第1回『花火』


この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。


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船渡御を見、夜店を回って、

コンチキコンチキとお囃子でにぎわう天満宮にお参りして

歩き疲れた3人は花火の見える高さの店へ入った。


大木が調べに調べて予約した店だった。


ずどーん、と音がして、ぱあーっと炎の花が咲く。


それを追いかけるように、またずどーんと音がして、ぱぱぱん、と花が咲く。


「めっちゃきれい」

「ああ。きれいですねえ」 


そう言いながら、大木が見ていたのは恵の横顔だった。


さっきまではしゃいでいた愛美は、歩きつかれたのか、大木の脇で眠ってしまっていた。


「恵さん、今度、実家へ一緒に行ってもらえますか」


恵は驚いたように花火から視線をはずして、大木の目をじっと見つめた。


落ち着いた眼差しだった。


見ているだけで安心できた。


正直、最初は子どもがいることにためらいがあった。


けれど愛美に会った今日、恵の不安はほとんど消えていた。


「もちろんです。うちの親にも会ってください」


恵は大木の瞳をじっと見つめた。


大木はあわてて花火に目をやった。


その瞳が少し潤んでいたのを恵は見てとった。


大木の分の照れ隠しをするように、恵が弾んで言った。 


「ほら、大木さん、すごいのがあがりました」

「ほんまや。今日一番ですね」


人生で一番の花火が、二人の心に同じように響いていた。



※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。



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