筋トレ革命!K-1MAXファイターが実践!やせマッチョ肉体改造講座 -12ページ目

今日のトレーニング

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どうも、Mr.NJKFです。



内出血も段々下がり
膝の辺りが痛い。

でも結構動けるようになった。

ワンハンドロー 10キロ 10回×3セット
フロントプレス 6キロ 10回×3セット
サイドプレス 6キロ 10回×3セット
リアサイドプレス 6キロ 10回×3セット
アップライトロー 6キロ 10回×3セット

クランチ 15回×3セット
レッグレイズ 30回×3セット
シットアップ 15回×3セット
サイドベント 10キロ 15回×3セット

ロードワーク5.5キロ

ストレッチ

シャドー 3R

サンドバック 6R

シャドー 2R

ストレッチ

今日も練習の最後までいて
首相撲でも人数が合えばやらせてもらえるといいな、と
思っていたらロードワーク前に治りかけの左腿上部の
蹴られた部分が痛い。

触るとかなり痛い。

何とか走れたがサンドバックを蹴ることが出来ない。

その後立っていても痛く、腰まで痺れが上がってきた。

帰って湿布を貼って休むことにした。

こんなに怪我の治りが遅いものか。

痛みにも弱いのか。

早く全ての面でレベルアップしたい。

断食は未知の可能性を開く ⑥

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どうも、Mr.NJKFです。


これで断食の話は最後です。

思ったよりも長くなりましたね。

でも、私は鍵となるものがあるような気がしてなりません。

とりあえず、自分で実践してみようと思います。

あと、もう1人ぐらい巻き添えにしようかな。^^



3.毒物・老廃物を排出する

 過剰栄養分の消耗を「いらないものを出す」ことだとすれば、断食はまた「悪いものを出す」という作業もしてくれます。

「悪いもの」とは、生命に害毒を与えるものということで、各種の毒素、老廃物、老朽細胞等を指します。

断食は、これらすべてのものを体外に押し出して、体の中を洗い清めてくれるのです。

過食や邪食は、さまざまな有毒物を体内に滞留あるいは発生せしめます。

自然の生命にとっては、”異物”はすべて有毒物であり、したがって多くの動物性食品から毒物は作られます。

コレステロールがそうですし、ついで大腸内に腐敗発酵物をつくる。

動物食を好む人ほどたくさん、この腸内の有毒物を抱えているのです。

動物性タンパク質は、肉食動物の短い腸においてこそ合理的に処理されるのであって、草食動物型の長い腸では、とかく滞留時間が長くなりすぎます。

また、野菜や穀類は、筋や殻の主成分であるセルロースが腸の内壁を刺激することによってその蠕動運動を促すのですが、動物食にはこのセルロースがないため、腸内での移動がスムーズにおこなわれにくい。

このような事情から動物性タンパクは残滓物の排泄ができなくて、大腸内に滞りやすいのです。

長くとどまりすぎると、タンパク質は腐敗現象をおこします。

この腐敗は腐敗菌という微生物によっておこなわれるのですが、肉類はこの微生物の成育のための絶好の温室となります。

かくてタンパクの腐敗発酵から、プトマイン中毒をおこすことになる。

この有毒物が腸管を刺激して、その運動能力を低下させる。

こういう悪循環が生じてくるのです。

また動物食を摂りすぎる人は、血液が酸化しているために自律神経の働きが鈍るということがある。

このため腸の機能も低下する。

したがって便秘がちとなり、大腸内の残滓物が多くなりやすい、ということになります。

さらに、大食を習慣にしていると、胃と同じく腸もたるんでしまい、収縮力を失う。

その結果、活発な蠕動運動ができなくて糞便をためてしまうことになる。

いずれにしても、「過食・邪食は老廃物を腸内にためる」という公式が成り立つのです。

そして、ここから発生した各種の毒素が血液にまじって全身に運ばれ、自家中毒を起こさせることになるのです。

 ドイツのミュンヘンの開業医、ヴァレンチン・リガウエル博士は、『一開業医の開業五十年間における経験と知識』の本の中で、「人間のいろいろな疾患は糞便の停滞からおこるもので、便通さえよければ健康になれるものだ」と述べており、また、大腸菌を殺して腸をきれいにすることこそが健康長生の秘訣であると強調したのが、かの細菌学者のメチニコフ博士でありました。

アメリカのR・Hファーグソン博士の『腸麻痺と便秘』という本には、「ヒポクテスから今日にいたるまで、医学の論文を書いた著名の士はすべて、大腸内における便の異常堆積を防止することが、将来の病気にたいする予防策として、また既存の病気の治療策として重要であることを主張している」とあります。

人類は遠い昔から、腸内に不要物をためることの害を知っていました。

中国の道教の書物である『抱朴子』には、「長生を得んと欲すれば当に腸中を清くすべし、不死を得んと欲せば腸中滓なかるべし」とあり、日本最古の医書である『神遺方』でも、「曽能那訶美爾万通比弋 倭邪奈順母乃乎耶満比土以布」(その体中の纏いて禍なすものを病気という)──体内のはらわたにまつわりついて禍をなすものが病気の本体である──と看破しているのです。

 大腸がなく、糞便をためることのない鳥類は、哺乳動物に比べてはるかに長命です。

タカ百八十才、ワシ百十才、オウム百才、カナリヤやヒバリのような小鳥でさえ二十年も生きるのに、牛や馬はせいぜい三十才、犬、猫十五才、ネズミ五,六才というように、哺乳動物はまことに短命です。

禅のお坊さんなどに長寿者が多いことの一つの理由は、菜食によって腸内が清いためでしょう。

禅門には、「腹八分、噛めよ、かめ、かめ、クソをためるな」という食事訓があるそうです。

人間の腸管は全長十メートルぐらい、その内側は細かいヒダになっていて、ビロードのような細毛が密生しています。

そのヒダの奥や細毛の根には、長年のあいだの食物のカスとか、胆汁などの体内分泌物が付着し、こびりついてしまっている。

これは、ふつうの便のように排泄はされないし、下剤や浣腸よっても動かすことのできないしろもの、幼時から何十年のあいだにたまってこびりついたままの一種の便だから、宿便というのです。

この宿便の量は、200㏄ぐらいから多い人で2リットル、人によって違いますが、やはり大食、肉食をする人ほど多くたまっています。

宿便はそれ自体が腐敗物であるうえ、腸管の内壁を、コールタールでも塗ったようにベットリと覆っているわけだから、栄養素のスムーズな吸収をさまたげる。

小腸はもとより、大腸もビタミン類の吸収をすることが最近になってわかってきたから、この宿便が生命力にブレーキをかける度合いは小さくありません。

宿便を万病の因とまでは言えないかもしれないが、害のみあって益なき廃物なのだから、これを捨てなければ完璧な健康体になれないのは明らかです。

ところが、この宿便排出の方法が少なくとも今のところは断食のほかにないのです。

では、なぜ断食をすると排泄機能が、このようにフルに働くのでしょうか?

何度もいうように生命は、調和を保とう、異物や不要物を排除しようとする本能をもっています。

持ってはいるが、つぎからつぎと新しい食物が入ってくると、それへの対応に手一杯で、”大掃除”にかかり切ることができないのです。

また、過労や血の酸化から機能がにぶるということもあります。

生命活動を「消化・吸収・排泄」も三つに分類できるとすれば、断食すると消化、吸収の作業が完全休業となるから、全生命力をあげて排泄一本に集中することができる。

血液が、その目的ひとつに動員される。

また、休養によって排泄器官が過労から脱し、本来の力を取り戻してくる、ということもある。

そのためわずか数日間の断食で、何十年もこびりついていいた宿便でさえ、腸壁からはがれ始めるのです。

生命の本能は、まことに偉大にして神秘というほかありません。

不要物排出のこの本能は、腸内の老廃物に対してのみ働くのではない。

血液や筋肉組織など、体のあらゆる部分にひそむ毒物や老廃物を、あるいは尿にまじえて、あるいは皮膚からの分泌という方法で、また炭酸ガスとして呼気から、体外に出してしまうのです。

すべてこれらは、天医がなしたまう自然良能の働きにほかなりません。

さきほどの表のとおり、筋肉と皮膚の減量が脂肪についで多いことがわかります。

「不要なものを捨てる」という生命の本能は、老廃した、あるいは病変した細胞に対しても働いています。

こういうものを燃焼して捨ててゆく。

だから、筋肉や皮膚にもかなりの減量が生じるのです。

しかし、食事を摂り始めれば体重が増える。

これは、新しい食物から細胞が新生されることを意味します。

だから断食とは、古い細胞を捨てて新しい細胞をつくるものであり、この意味においても、断食は科学的な根拠をもった若返り法であるといえるのです。

「やせること、すなわち衰弱」という『第三の疑問』に当たらないことが、ここにおいても証明されるでしょう。

不要なものを捨てることによってやせるのであり、しかも、あとで新しい細胞が創造されるのだから、やせることは衰弱どころか、「しゃがんでジャンプ」の「しゃがむ」に相当する、ジャンプへの前提段階として祝福されるべき現象なのです。

毒物の排出に関し、現代人にとくに関係の深いのが、有毒食品の問題です。

食品メーカーの金儲け主義は、人工着色、人工甘味料、漂白剤、防腐剤などの、さまざまの”異物”を食品に含ませるにいたっている。

農薬や化学肥料の問題もあるし、薬の愛用者はそれの毒にも侵されている。微量とはいっても、
長い間にはこれが体内に堆積してきます。

断食はこういった毒物をも一掃するはずですから、体の大掃除というその作業は”公害社会”の人間に対して特別の役割を持つと言えます。

白血球が増加する断食をしてやせると生命の抵抗力が弱ると考えるのが一般の常識であり、この通念から、断食によって余病が併発するのではないかと心配する人も出てくる。

ところが事実は正反対で、生命の抵抗力はかえって増すのです。

寺井が腹部交感神経に関する実験のためうさぎの開腹実験で手術後に死亡するものが多くて困った時のこと、手術前に断食させることを思いつき実行したところ、好成績を得ることができた。

ふつうに食物を与えたウサギは十匹のうち五匹までが手術後に死ぬが、手術のまえに二日間断食させたものは手術後もことごとく生存している。


体重も年齢もほとんど同じ二匹の雄犬を選び、その背中に硬貨大のヤケドをつくり、そこに等量のブドウ状球菌を塗りこんで化膿させた実験において、一匹には毎日多量の牛肉を与え、他の一匹には一週間の断食をさせた。すると断食した犬の傷は八日間で全治したのに、美食したほうの犬は二週間もかかったのです。


これらの実験は明らかに、「断食は生体の抵抗力を増す」という事実を照明しています。

うさぎ十数匹を断食させて調べた実験では、はじめの三、四日間はとくべつの変化を見せないが、五日目以降になると白血球がかならず増加することが判明した。

大橋兵次郎博士、寺井らの研究グループは、昭和五年ごろから、静養院や京都の覚勝院道場で断食中の患者から血液をとり、さらには自ら断食し、実験台となって、白血球の増加についての調査をおこなった。

これによると人間の白血球も動物と同じく、始めの一週間ほどは変化がないが、一週間あるいは十日目ごろからだんだん増加し始め、二週間ぐらいに急増して、人によっては平素の二倍、平均して一.五七倍に上ることが明らかになった。

増加した白血球の食菌作用によって、断食は、外菌の侵入によって生じる化膿性の諸疾患に効力を発揮します。

カリエスや蓄膿症の人が断食をすると、患部から膿みがダラダラと流れ出ますが、これは増強された抵抗力によって病原菌を体外に撃退している姿なのです。

性病やトラホーム等の治療例はいくらもあり、梅毒も初期なら治るといわれています。

一言でいえば断食は、病菌が体内に棲息できないような状態をつくり出すのです。

沖氏はインドで断食中コブラに噛まれたが死にませんでした。

コブラの毒にやられたら、命は助からないはずなのですが…。

断食中の抵抗力の増大は、体験してみれば誰にも容易に自覚できます。

たとえば冬ハダカでいても風邪をひかないなど、不思議なほどです。

桜木は寒中に水をまぶるという行を断食中に難なく身につけることができました。


◇潜在生命力の反発を呼ぶ

精神面では誰でも経験していることですが、艱難や逆境を与えられ、しかも屈しないで生きようとするときには、きびしい緊張感をもって生命力が昂揚します。

医学には刺激療法という分野があり、ハリや灸、ワクチンの注射で免疫性をつくる、などもその例です。

ハリや灸をうった後には白血球が増えるという事実がありますが、断食で体力が飛躍的につくのも同様に刺激に対する反発現象と考えられます。

一週間も二週間も食を断つことは、肉体にとっては確かにきびしい逆境であり、強過剰栄養分を燃焼させているうちはまだよいが、標準体重を割って以後は、手元にあるものだけを惜しみ惜しみ使ってゆくほかはありません。

この緊迫した非常態勢、臨戦態勢が生命力の反発を呼び潜在していた能力を引き出して、その人に飛躍的な成長をさせるのです。

断食は、食を断つという強いリズムを生命に与え、生きようとする力を反動的に引き出そうとする非常に強烈な刺激療法だということができます。

補食に入ってからの数日間は、体重の増加がすさまじく、その増加量は、摂った食物の重量よりも多いことが普通です。

補食に入って数日たつと、生命力のすさまじい発動を実感することができます。

生きるという現象がこうも積極的な姿勢のものであるかと驚かされるほどです。

前に述べた昆虫などの変態も、この生命力の反動的な噴出によってなされるのであるらしい。

というのは、自然のままに生きている彼らに、栄養過剰や毒物、老廃物の滞留などあるはずはなく、生命力の反発ということのほかに考えられないからです。
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以上で断食は終わりです。


実践してみようと思った方は、いきなり、無理してやらない。

最初は1食抜くとか、2食抜く、からが楽ではないでしょうか。

心に無理しない、 断食しているあいだ、『食いたい、食いたい。でも俺は断食してるんだ』
と考えると、つらいし、後が大変です。

『食いたくなったら、食えばいい。でももう少し我慢してみよう。』と
思っていれば、1時間もすればまた普通になります。

食欲とは、そういったものです。


私は断食道場に行ったことが無いのでわかりませんが、長期の断食を一人で行う場合、
一応、食養の勉強とかして、断食前、断食後の食べ物の選択をしないといけないと思います。

その点48時間断食程度ならなんの準備が無くても簡単にできます。

やるなら、24時間から始るのが良いでしょう。

これはただのヒントとして。基本的に自分で本を探して、研究してみて下さい。

私もまだ実践していないので。


また、体験レポートをお伝えできると思います。

断食は未知の可能性を開く ⑤

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どうも、Mr.NJKFです。


断食をしても、どうやら筋肉は、

余り痩せないようです。



◇断食により潜在生命力が復活してくる根拠

1.内臓器官を休養させる

たとえば、胃は収縮力の強い臓器であって、食物が送り込まれると大きく膨らむが、消化が終わって腸へ送り出してしまえば、またもとの大きさにちぢみます。

ところが、のべつの大メシを詰め込んでいると、胃は次第にこの収縮力を失ってくる。

弾力をなくした”ダラリの胃袋”になってしまう。

これが胃拡張や胃アトニーであるわけで、ひどい人の場合は、その先端がヘソの下から骨盤のあたりにまで下がっている。胃の完全なグロッキーです。

こういうとき、食物を詰め込むことをしばらく停止してやると、「生命の調和を保とう、自然の姿に帰ろう」とする自然良能によって、下がったものがだんだん上がってくる。

よほどの難病でないかぎり、一週間から十日もすれば、握りこぶし大の弾力に満ちた本然の姿に、簡単に戻ってしまいます。

第一ラウンドの病気である胃疾患は、断食によって最も治りやすいものです。

だから、胃腸の不調な人は、軽症のうちにこれらに完全休養を与えることが、長い人生のために最も賢い道です。

だいたい消化、吸収という作業は、巨大なエネルギーを費やすものです。

だから、消化器官に休養を与えることは、常識で想像する以上の効果があるのです。

このことは、たとえ一日の絶食でも試みてごらんになれば、翌日の何ともいえぬ身の軽さ、さわやかさによって、体験的に認識していただけるでしょう。

消化器にはかぎらない、生命の全器官、全細胞においても、事情は同様です。


2.過剰栄養分を排出する

必要とするだけのものを摂り入れ、不要となったものはただちに排出する──この同化と異化作用がスムーズにおこなわれるとき、生命のバランスは健全であり、その新陳代謝のリズムは順調です。

必要でないものまでが体内に入り、しかも即時の排出ができなくて停留するということは、生命の調和の崩れ、新陳代謝の不活発を意味します。

生命のリズムが停滞するのです。

第三ラウンドの循環器系の病気のほとんどは、栄養過剰を因として生じるといえます。

栄養過剰とは、くだいていえば脂肪がたまりすぎということですが、これは主として、炭水化物と脂肪分の食べ過ぎから生じます。

生命活動が必要とする以上のブドウ糖と脂肪とは、(ブドウ糖は脂肪に転化されて)、肝臓や皮下に貯蔵されますが、必要以上のものが停留するということがすでに、諸器官への余計な負担を意味します。

つぎに、血液中に入った脂肪の一部がコレステロールになります。

このコレステロールが異常に増えると、血液が重く、ねばっこくなり、これを運ぶ血管と送り出す心臓に重荷がかかることになる。

また、コレステロールは血管の内壁に付着して血管の巾を狭くする効果をもたらします。


重い血が狭い血管を通るのだから、循環にむりがかかることになります。

血管全体に正常以上の圧力がかかるのです。

この圧力のとくに強くなったとき、高血圧症状が生じるわけです。

また、コレステロールが常時付着したままになると、血管が硬化し、もろくなる。

これが動脈硬化の症状です。

硬化してもろくなった血管が血流の高い圧力をつねに受けていると、その最も弱い部分が耐えきれなくなって破れてしまうことがあります。

脳の網細血管が破れることが最も多いのですが、これが日本人の死亡率第一位を占める脳溢血(脳卒中)です。

まさにコレステロールこそは、老化現象の元凶といってよいほどのもので、脂肪の摂りすぎがいかに危険なものであるかは、世人の常識といえましょう。

脳卒中までゆかなくとも、重い血が狭い血管を流れるのだから、循環は不全となる。

したがって血液は酸化しやすくなり、これが老化を促進することになる。

ロクなことはないのです。

ただし、コレステロールを作り出すのは動物性脂肪だけです。

植物性の脂肪はまったく反対に、血管を丈夫にし、血液中のコレステロールを分解、無毒化さえするのです。

動物食すなわち邪食であることの大きな根拠が、ここにも見い出されるわけです。

こういうわけで、過剰栄養分を体内にためておくことは、じつに不健康で危険な現象です。

断食はこれらの過剰分を消耗することによって、生命をその負担から救ってくれます。

いわば「滞貨を一掃」してくれるのです。

 断食中といえども生命活動は行われているから、ブドウ糖や脂肪の燃焼は続けられなくてはならない。

しかし、食物は入ってこない。

では、どこからその材料を得るのか?

体内に貯蔵してあるものを使うのです。肝臓という大倉庫を始めとして、皮下や血管内、筋肉内に貯えられてあるものを取り出して使う。

これを、”自家栄養”といいます。

体内にあるものだけで生命活動を営もうとしているのです。

この預金暮らしにおいて、天医は自然のすばらしい智恵を発現してくれます。

生命にとって大切でないものから使ってゆき、重要な臓器にはなんの影響も与えない。

そういうカラクリになっているのです。

「やせること、すなわち衰弱すること」というのが一般の通念で、この通念から断食にたいする『第二の疑問』が生まれるわけですが、不必要なものを捨てるがゆえにやせるなら、健康への前進こそあれ、衰弱であるはずはありません。

ヴァレンチンという学者が冬眠活動について調査したところによると、四十四日間冬眠した動物は体重の8.3%を失ったが、そのうち3.2%が脂肪の消失であった。

また、百六十三日間冬眠した動物の体重消失率35.1%のうち、脂肪の消失は16.3%であった。

すなわち、体重の減る分の半分近くが脂肪の消失である。

そして、表でみられる通り、内臓器官にはほとんど何の損失も与えていないのです。

  動物の冬眠による各臓器減量率(%)
   臓器 44日冬眠 163日冬眠
   脂 肪    3.19    16.28
   筋 肉    2.02    7.63
   骨      1.79    1.95
   皮 膚    0.46    5.57
   胃      0.27    0.86
   肝 臓    0.24    1.88
   呼吸器    0.02    0.44
   副 腎    0.018    0.02
   膀 胱    0.009    ──
   脾 臓    ──    0.01
   心 臓    ──    0.16
   脳 髄    0.07    ──
   脊 髄    0.01    ──

 断食をすれば、生命の自家栄養作業によって過剰脂肪がどんどん減ってゆく。

血管内のコレステロールも、「これを捨てろ」とばかりに、だんだんにはがれて排出される。

かくて身長と体重のバランスのとれた、不要物を体内にかかえない、健康な体ができあがることになる。

コレステロールがとれれば、血管は広くなる、したがって血は楽に流れることができるから血圧も下がる、古びてもろくなった血管の内壁も活力を取り戻す、心臓はマヒを起こすどころか、過剰脂肪や過重労働という十字架がなくなることによって楽になり、本来の活動力を回復するという、めでたい結果になるのです。

フケのひどい人は断食後、フケが出なくなることに驚くでしょうが、これはコレステロールが排出されたに他ならない。

というのは、フケとは、皮膚の分泌腺から分泌されたコレステロールが乾燥し、うすい皮となってはがれたものであるからです。

だからフケ性の人は、頭ではなくて体内が不潔なのだと考えなくてはなりません。

 この「過剰栄養分の排出」という一事からも、断食がさまざまな目的のために有効な健康法であることが理解できましょう。



続く。