今回は、ジョージ・ベンソンの83年発表の作品『Pacific Fire』。


世に出たのは1983年ですが、録音は1975年(場所はVan Gelderスタジオ)。つまり、前に取り上げた『Good King Bad』と同じセッションで録音された所謂アウトテイク集です。

全体的に見ればまとまりに欠けますが、CTI期では珍しい彼のヴォーカルやユニゾンスキャットが聴けたり、スパニッシュなギタープレイが聴けたり、粘りのあるファンキーなギタープレイが聴けたりと、彼のバラエティ豊かなパフォーマンスが堪能できる作品です。


【楽曲】

(A面)

1.Knock on Wood

2.Moody's Mood

3.Bandoleros Caballa

(B面)

4.Melodia Españor

5.Pacific Fire

6.Let Your Love Come Out

7.Em 



#1

スタックスのソウル/R&Bミュージシャンエディ・フロイドのカヴァー。


#2

この曲は、ジャズヴォーカリストエディ・ジェファーソンのバージョンが有名です。当バージョンも相変わらず、捲し立てるような歌唱が心地良いですね。

ちなみにこのバージョンはしっとりとしたジャズ調ですが、80年作『Give Me the Night』の方ではいかにも当時のブラコンといった感じのバージョンで再録されています。


#3

このセッションでキーボードを担当しているロニー・フォスターの提供曲。メロディアスなサンバ調の楽曲なので聴きやすいです。


#4

ジョージ・ベンソンとヒューバート・ロウズの共作。CTI期の「White Rabbit」を彷彿とさせる、スパニッシュテイストの楽曲。


#5

ゲイリー・キングのスラップベース(日本ではチョッパーとも言いますね)が印象的な、重みのあるファンクチューン。


#6

このアルバムの中では最も短い、穏やかな曲調のナンバー。最初から最後まで、思う存分ギターを弾きまくっています。曲の尺が短い上に、ジョージ・ベンソンのギターは本当に音が良いので、何遍も聴けてしまいます。


#7

『Good King Bad』に収録されたバージョンの別テイク。あまり大きな違いは無いですが…。



以下、今回の関連作品です。