こんにちは、mirokuです。

 

最近、友人から転職活動をしているという

連絡をもらいました。

 

彼女は、未経験ながらIT業界への転職を視野に入れているとのことで、

転職活動の参考に、私の話を聞きたいとのことでした。

私も4年前の今の時期に転職活動を始め、

未経験中途社員として、IT業界へ転職したのですが、

今思うとなかなか困難な状況で、

内定を頂けたのはなかなかラッキーだったのかもしれないと思っています。

 

しかし、ちゃんと正しいやり方で転職活動を進めれば、

狭き門も突破できる可能性はあると思うので、

もし、未経験でIT業界へ転職を考えている方がいらっしゃれば、

参考になれば幸いです。

 

 

目次

 1.前職について

 2.転職のきっかけ

 3.IT業界との出会い

 4.転職活動

 5.入社してから思うこと

 

1.前職について

 

新卒で入社したのは、製販一体型の小売業の会社でした。

商材は伏せますが、少し高価なものを販売していることもあって、

提案することの面白さみたいなものを感じておりました。

しかし、3年ほど働いてみると、

・業界の将来性への不安

・薄給に対する不満

・体力勝負への限界

などなど、様々な心配が出てきて、

なんとなく『いつか転職するかもしれないな』

と思い始めます。

 

 

 

2.転職のきっかけ

 

そんな中、入社して4年目になるタイミングで、

お店に新しい店長が就任しました。

 

ここでなんと、、、

 

パワハラの被害に遭います。。。

 

しばらくは何とか働いていましたが、

ストレスが慢性蕁麻疹という形で身体に現れ始めました。

やっと自分が限界を超えていることに気が付いて、

2019年12月、人生初の転職活動を始めることになりました。

 

3.IT業界との出会い

 

転職活動を始めたばかりの頃は、

3つくらい転職エージェントを転々としていました。

特に業界は絞っていなかったのですが、

販売職でスキルもなかったので、

とりあえず営業職を中心に複数社応募しました。

当時、売上や達成率はそこそこ良かったので、

すぐに内定が出るかなぁなんて甘く見ていたら、、、

 

 

結果、、、全敗!!!

 

 

1次面接や筆記試験は問題なく通過するものの、

2次面接は自己紹介だけで軽く流されて相手にされなかったり、

最終面接まで行っても、内定に繋がらなかったり、、、

なんでこんなに上手くいかないんだろうと思い悩みました。

 

そんな中、幼馴染が転職エージェント勤務ということで、

飲み会を兼ねて相談することに。

最初は、営業職の先輩として話を聞いてもらうつもりでしたが、

彼の勤めるエージェントがIT業界特化ということもあり、

IT業界について熱弁されて興味を持ちました。

(今思うと、まんまと営業トークにはめられてますね笑)

 

後日、彼のエージェントに直接伺い、

そこから未経験でIT業界への転職を目指すことになります。

 

まず、未経験でIT業界へ転職する際に覚悟することとして、

当時のキャリアアドバイザーの方から、次のようなことを言われました。

①現職より待遇面では落ちることを覚悟すること

②正社員にこだわらず、実務経験を優先にすること

③転職を繰り返して、スキルを習得しつつ待遇を上げていくこと

 

それぞれについて補足します。

 

①現職より待遇面では落ちることを覚悟すること

未経験で入社するということは、即戦力にならないどころか、

逆に教育工数がかかるということです。

会社としては、育つまでは経費がかかるばかりなので、

大手ではない限り、薄給になることが多いとのことでした。

 

②正社員にこだわらず、実務経験を優先にすること

専門職となると、実務経験がないと話にならないということが多く、

正社員の求人は、『○○のご経験が△年以上』となっている場合が多々あります。

プログラミングスクールに通おうと思ったら、

数カ月で何十万円という金額を払うことになりますが、

お金をもらいながら勉強できて、実務経験が積めるなら、

契約社員や派遣社員だとしても、入社してしまったほうが良いとのことでした。

 

③転職を繰り返して、スキルを習得しつつ待遇を上げていくこと

①、②のとおり、最初の1社目は実務経験を積むためだけのフィールドと割り切って、

いざスキルがついたら、レベルアップのために再転職をします。

確実にスキルが身に付けば、現状よりも好条件での転職も可能とのことでした。

 

以上を踏まえると、なかなか行く先は厳しくなると安易に想像ができますが、

当時の私は、何の迷いもなくその道を進む決断をしました。

 

 

 

4.転職活動

 

さあ、心が決まれば、やることは全てエージェントが教えてくれます。

さっそく求人に応募、、、ではなく、

通っていたエージェントでは、プログラミングの課題が終わらないと、

求人に応募できないようになっていました。

そこで、1ミリも触ったことのないPHPとJavaの課題を進めることになります。

初めて取り組むプログラミングの課題は難しく感じましたが、

1日8時間ほどPCとにらめっこの生活は、全く苦ではありませんでした。

むしろ、時間があっという間に過ぎて、充実感でいっぱいでした。

 

 

プログラミングの課題を早々に仕上げ、求人に応募しました。

当時、20社ほど応募して、6社ほど書類選考が通り、

内訳としては、小規模企業が3社、中規模企業が2社、大規模企業が1社でした。

 

ちゃんとした筆記試験・学力試験があったのは大規模企業だけだった記憶です。

他の選考フローは面接1~2回という感じでした。

 

結果、大企業に正社員として内定を頂き、今に至ります

 

 

って、さらっと自慢かよ!!!!

 

 

と思いましたか?

どうか落ち着いてください。

 

この転職活動を通じて、私の中である仮説ができました。

それは、、、

 

中小規模の会社ほど

未経験者が入社するのは難しいのではないか

 

ということです。

 

どういうこと?と思うかもしれませんが、

企業側に立って考えればそんなに変なことではありません。

 

私が受けていた中小規模の会社は、

社員数5名~多くても100名程度でした。

例えば、社員5名の中に未経験者が入ったとすると、

1名は未経験者につきっきりで教えることになり、

生産要員として稼働できるのは4名ということになります。

(実際には管理者もいるはずなので、もっと少ないですね)

 

仮に、生産要員の1カ月の単価が100万円だったとして、

経験者を1人入れれば、6名×100万円=600万円の売上のところ

未経験者を1人入れると、4名×100万円=400万円となってしまいます。

未経験者が独り立ちするまでを考えると、その差はもっと広がりますよね。

 

以上から、中小規模の会社ほど未経験者の入社が難しいのでは、と考えています。

 

私が受けた会社でも、資金繰りの関係で半年後でも良ければ内定を出したい、

と言ってくださったところがありましたので、

あながち間違っていないのではないかと思います。

 

というわけで、晴れて大規模企業のSEとして内定を頂いたのですが、

大規模企業だったら簡単にSEになれるの?と言えばそうではありません。

大規模企業はそれなりに筆記試験や面接が難しいのが現実であり、

基本的な知性や社会性などは、最低限備えておく必要があります。

ただ、逆に言うと、対策さえしっかりしていれば、内定を頂ける可能性も高いです。

というのも、目まぐるしいIT技術の発展とともに、将来的なITエンジニア不足が危惧され、

良い人材がいれば、早々に確保しておきたいというのが、企業の本音と思われます。

大規模企業の未経験中途求人はレアかもしれませんが、

もし見つけたのであれば、ぜひ積極的にチャレンジしてみてほしいです!

 

 

 

5.入社してから思うこと

 

というわけで、2020年5月にSEとして入社してから、早3年半ほど経ちます。

入社してから思うこととしては、まずは、、、

 

転職してよかった!!!

 

入社したての頃は、初めての社内会議で、

飛び交う言葉のひとつひとつが分からず、

まるで外国に来たような気分でした笑

それでも、今まで知らなかったことを知るのが楽しく、

覚えたことがダイレクトに業務に活きていく感覚も楽しいです。

 

私の性格上、ずっと同じことを繰り返すのは飽きてしまいがちですが、

この業界にいる以上、常に新しいこととの出会いがあるので、

いつまでも新鮮な気持ちで働くことができています。

 

ただし、その分惜しみない努力も必要で、

IT関係の勉強のほかに、お客様の業界の業務知識や、

会計分野の基礎知識など、多岐にわたってインプットをする必要があります。

専門性を追求したい人、学ぶのが好きな人、

新しいことに挑戦し続けられる人、

そんな人に向いている仕事だと思います!

 

いろいろと偉そうに書きましたが、

私もまだまだひよっこSEです。

これからも飽くなき探求心を胸に、

業務・勉強・スキル向上に磨きをかけていきたいと思います!

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

明日も一日頑張りましょうにっこり飛び出すハート