昨日行なわれた、第96回選抜高校野球大会決勝で、群馬・高崎健康福祉大学高崎(健大高崎)が、兵庫・報徳学園を3-2で下し、見事初優勝を成し遂げました。
おめでとうございます。
群馬県勢として選抜初優勝との事。
一方、決勝で惜しくも敗れた報徳学園は、昨年選抜準優勝に続き、2年連続準優勝でした。
決勝で敗れはしましたが、単打・四球・犠打・盗塁等を絡めた、繋ぐ攻撃が印象に残りました。
今回の選抜大会から、“低反発の金属バット”を使用する事になった事もあって、明らかに飛距離が短くなり、打球が飛ばない印象が強く残りました。大会を通じてホームランがわずか3本(ランニングホームラン1本を含む)で、1大会で少なくとも10数本のホームランが記録されていた事を考えると明らかに減少していますね。
打球が飛ばなくなった分、野手がこれまでより前で守る様になった為、シングルヒットで2塁ランナーが、ホームまで戻ってこれない場面が何度か見られました。
個人的な印象としては私が中学生の頃から使用される様になった金属バットの登場以来、それ以前と比べて、“打高投低”の傾向が強くなっていたのですが、今大会はホームランを含む長打が激減しましたが、代わって機動力を使った攻撃がいつも以上に見られる様になり、子供の頃に見た“木製バット”時代の高校野球の様で、接戦が多く、違った意味で見ごたえがありました。
今年の夏の大会も“低反発の金属バット”で、どんな展開が待っているか、楽しみです。