車折神社 三船祭 | 京都ぶらり散策

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京都が好きで年に数回訪問します。歴史と文化を感じられるこの街が好きです。

三船祭は、車折神社例祭の延長神事として昭和3年より行われるようになったものです

 

平安時代に宇多上皇が大堰川で御船遊びをされたという故事が元になっています

 

三船」という呼称は、平安時代に船遊びをする際に和歌・漢詩・奏楽の三つの船を浮かべたことに由来するそうです

 

数年前までは、艶やかな平安装束に身を包んだ行列が、中之島公園から渡月橋を渡り大堰川の北側へと参進したそうですが、混雑緩和を理由に今年はありませんでした。

 

今後もやらないのかも知れませんが、お祭りとしては規模縮小で、盛り上がりに欠ける内容でした。

 

また以前は、一般から選ばれた清少納言役の女性が登場していましたが、それもなく、主催団体の車折神社「芸能文化振興会」の総裁を務めている観月ありささんを主役にした内容になっています。

 

京都のお祭りで、芸能人が前面に出るのは珍しいです。

 

例えば、節分の豆まきでは、東京では芸能人やスポーツ選手が当たり前ですが、京都は舞妓さんなどです。

 

車折神社の芸能神社は、多くの芸能人が参拝して、人的な繋がりも多いことが特殊事情ですが、歴史と文化を重視する京都ではちょっと違和感がありますね・・・

 

祭の開始時刻になると、観月ありささんが人力車に乗って颯爽と登場

 

集まっている見物客に向けて、笑顔で手を振っておられました

 

小雨が降る中、河川敷のテントの中で式典・神事が執り行われました

 

肖像権・著作権等の関係という理由で、観月ありささんの写真撮影は禁止になっています

 

来賓あいさつや祝電紹介がちょっと長すぎた感がありますが、だいぶ時間が経過して、乗船、出発となりました

 

舞いは龍頭船、雅楽は鷁首船に乗り込んでいます

 

大堰川はボート遊びができるところですが、上の写真のように祭の最中でもボートを漕いで見物している人たちがいます

 

規制するのかと思いましたが、そういう訳にはいかないのかな?

 

雅楽が鳴り響く中を船が出発すると、女の子による舞楽の奉納、そして観月ありささんによる扇流しが行われます

 

屋根で舞楽を舞う女の子の頭が隠れてしまいます

 

御座船の写真です

 

 

このあと、車折神社を参拝しました

 

数年前に祈念神石を授与してもらって、家でお祈りしていたのですが、大病などなく健康に過ごせているので、お礼参りをしたいと思っていたところでした

 

祈念神石を納めるだけでなく、小さな石にお礼の言葉を書いて奉納するのが、ここの作法です

 

この中に自分の奉納した石がこっそりあります

 

総裁はやはり筆頭です

 

賽銭箱も寄進されています

 

 

ところで以前の三船祭では、清少納言役の女性が登場していたことを冒頭で書きましたが、車折神社には清少納言社があります

 

ご祭神の清原頼業公と同族というだけですが・・・

 

 

 

「光る君へ」で演じているファーストサマーウイカさんも4月に参拝されたばかりです