三時知恩寺のすぐそばに光照院があり、こちらも「京の冬の旅」で特別公開中です。常磐御所と呼ばれる尼門跡寺院です。
こちらも中は写真撮影禁止なので写真はありません。
本堂は、南画家の田能村直外が描いた80面の花天井がみどころ。本堂には本尊の釈迦如来立像が安置されています。清凉寺式と呼ばれる形をしています。
でも迫力なのは、樹齢500年の五葉松です。その枝ぶりは圧巻です。説明では、台風の被害に遭って、以前に比べると弱ってしまっているそうです。
「京の冬の旅」で特別公開している三時知恩寺です。「入江御所」とも呼ばれた尼門跡寺院です。なぜ三時かというと、宮中での六時勤行のうち、早朝・日中・日没の三時を当寺で行うようにとの勅命が出されたから。
中は撮影禁止なので、写真がありません。
見どころは、まず書院の前の蓬莱の庭。中央に石組で囲い池があって、池の中には白砂が、石橋が掛かっています。庭の端には梅が咲いていました。小さいながら、白砂と植木と苔で変化に富んだ枯山水庭園になっています。大正硝子越しに眺めることで風情が増します。
襖絵は、琵琶湖の漁の様子を描いた円山応挙筆の「魞漁図(えりぎょず)」。そして京狩野派の狩野永納(山楽の孫)の「四季花鳥図屏風」が公開されています。
若いガイドさんが詳しく流暢に説明してくれました。心地よかったです。
京都御苑の南側の堺町御門から入ると、前方にピンク色の梅が見えます。これは黒木の梅と呼ばれています。九条家の敷地の中にあった梅です。
その横は鷹司邸が江戸時代まであった場所です。今は大きな木が一本植えられていて、立札があるだけです。
長州藩が禁門の変で幕府側と戦った時に、久坂玄瑞が鷹司家に朝廷へのとりなしを頼みましたが拒絶され、ここで自刃しました。
京都御苑の中に、宗像神社があります。御苑内のこの辺りは、公家のお屋敷があった場所。平安時代初期の公家・藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)の邸宅の鎮守社として建てられた神社です。名前の通り福岡県の宗像大社より宗像三女神を勧請し祀ったものです。
宗像神社の摂社として、京都観光神社という珍しいものがあります。旅行関係の会社の提灯が奉納されています。
京都御苑の南に、江戸時代まで公家の屋敷が立ち並ぶ町だったエリアがあります。その頃の遺構が残っているのが拾翠亭です。
五摂家のひとつであった九條家の現存する唯一の建物なんだとか。
木金土のみの公開ですが、100円で拝観できちゃいます。
九條池の畔に建つ、この屋敷が拾翠亭です。拾翠(しゅうすい)という名前には緑の草花を拾い集めるという意味があるそうです。翠(すい)という漢字は鳥の「カワセミ」の意味もあります。きれいな言葉ですね。江戸時代後期に建てられた、お茶を楽しむための離れです。
1階には茶室が付いています。にじり口が見えますね。
茶室を中から見たのが、こちら。↓
公家も茶道をたしなんでいたんですね。
お屋敷の中から庭を眺めると、九條池の奥に高倉橋が見えます。四季を通じて、落ち着いた風情を楽しめそうな庭です。江戸時代には、東山を借景にして眺めることができたそうです。