上御霊神社 御霊祭 | 京都ぶらり散策

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京都が好きで年に数回訪問します。歴史と文化を感じられるこの街が好きです。

5月18~20日で京都に行って来ました

 

今年はこれで3回目の上洛

 

葵祭は昨年観たので今年はパス

 

今回は、5月18日(土)の上御霊神社の御霊祭、19日(日)の車折神社の三船祭をお目当てに計画を立てました

 

 

それでは、今日は、上御霊神社御霊祭(ごりょうまつり)のご紹介です

 

上御霊神社は、崇道天皇(早良親王)など不慮の死を遂げた8人を神としてお祀りしている神社

 

平安時代に流行した疫病は、それら怨霊がもたらすものと考えられ、霊を鎮めるための御霊会(ごりょうえ)が催されました

 

御霊祭はそれが元になったお祭り

 

そういう意味では、祇園祭とルーツは同じ

 

上京が御霊神社の御霊祭、下京が祇園社(現八坂神社)の祇園祭という訳です

 

上御霊神社の御霊祭は、5月1日に神幸祭(社頭の儀)で始まり、5月18日に還幸祭(渡御の儀)で終わります

 

還幸祭(渡御の儀)では、剣鉾を先頭に稚児・若武者・牛車・獅子舞、3基の神輿などが巡行します

 

巡行列は、13時過ぎに上御霊神社を出発しました

 

出発したところも観ましたが、見どころは京都御所の参内かなと思い、15時過ぎに京都御苑の今出川門に行きました

 

江戸時代までは、御所に神輿が参内すると、天皇や皇太子が観覧していたそうです

 

そんなことが行われていたお祭りは、京都でも御霊祭だけなんだとか

 

巡行列は、今出川門から御苑に入り、御所の朔平門の前まで進みます

 

先頭は、剣鉾です

 

祇園祭の山鉾と同じ役割で、先導して道を清め祓います

 

 

牛車の御所車のミシミシという響きが平安絵巻の雰囲気を醸します

(葵祭の牛車は、ギィーギィーという凄い音がします。それよりは雅びです)

この牛車は、第107代・後陽成天皇から賜ったものだそう

 

 

 

最後に3基の御神輿が入ってきました

 

 

小山郷神輿

 

今出川口神輿

 

末廣神輿

ここだけ御神輿の形が違います

 

朔平門の前に3基の御神輿が揃いました

 

儀式の後で、巡行が再開されます

 

3基の御神輿が一緒に掛け声に合わせて差し上げを行ないます

 

 

「ホイット、ホイット・・・・ヨイヨイヨイヨイ~」という掛け声は、祇園祭などと同じ

 

末廣神輿は、「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ」、「ホイッサ、ホイッサ」という独特の掛け声が使われていました

 

御神輿の巡行が再開されると、埃が舞い立ちます

 

巡行は、このあと桝形商店街へと向かいましたが、御所で退散させてもらいました