久しぶりの上洛をしています。
前回は年明け早々だったので、約3ケ月ぶりになります。
今回の京都の目的は、桜がメインではありますが、もうひとつは随心院の「はねず踊り」を観たいということで、3月31日に合わせて上洛しました。
随心院は、小野小町ゆかりのお寺で、宮仕えを終えた後に、晩年を過ごしたと伝わります。
そして小野小町と深草少将の恋物語「百夜通い伝説」が伝わっています。
「百夜通い伝説」については、皆さんご存知のことと思うので、割愛しますが、一般に伝わるものと随心院では結末がちょっと違います。
一般的には、最後の日に深草少将が大雪に遭い、寒さで息絶えてしまう悲しいお話なのですが、随心院に伝わるものでは99日目の大雪の日に自分の身代わりを仕立てて、それが見つかってしまったという自業自得の物語になっています。
はねず踊りですが、11時、12時30分、13時30分、15時と4回やってくれます。
午前中に新幹線で移動して京都に入ったので、13時30分の回を観させてもらいました。
ステージ前には、イス席が設けられています。
前の回が終わろうとするタイミングで行くと、大部分の人が席を立つので、前の方のいい席を確保することができます。
境内では京都橘大学茶道部の皆さんがお抹茶を点ててくれる(有料500円、和菓子付)ので、待っている間に頂きました。
(但しだいぶ待つことになりました。)
ミス小野小町の森上愛子さんの司会でスタート。フリーのアナウンサーでもあります。
はねず踊りは、地元の小学生が演じます。
着物の裾が緑色の子は小町役、そうでない子は少将役だそうです。
「はねず」というのは、うす紅色の意味で、ピンク色の梅の花のことを指すそうです。
境内には、梅園があって、終盤ですが、梅の花が可憐に咲いていました。
この色がはねず色。
はねず踊りの後には、今様が奉納されます。
最後に石見神楽の「大蛇オロチ」が京都瓜生山舞子連中の皆さんによって演じられました。(1回目と3回目のみです)
以前に松尾大社で観たことがありますが、迫力の演舞です。
4匹の大蛇を須佐之男命が退治します。
随心院の桜は、ソメイヨシノ中心のため、2~3分咲きといったところでした。