随心院ではねず踊りを観た後は、勧修寺とその周辺の社寺に訪問予定でしたが、桜の開花状況を調べた結果、醍醐寺に変更しました。(以下の桜の写真は2024年3月31日時点のものです。)
やっぱり見頃の時期に行かないとガッカリしちゃいますからね。
15分ほど南に歩いていくと醍醐寺に着きます。
まず最初に塔頭寺院の理性院(りしょういん)に寄りました。
ここは昨年2月に「京の冬の旅」で特別公開された時に訪問しました。(その時の記事はこちら)
大勢のお地蔵さまにまずはご挨拶。
塀の向こうに枝垂れ桜が満開なのが見えます。
ここから先はふだんは非公開寺院なので入れませんが、入り口はこのように開いているので、そっとのぞかせてもらいました。
塀越しでも十分に楽しめます。
立派な枝垂れ桜です。それに誰も人がいません。
仁王門のところに来ると、桜だけでなく、人もいっぱいになります。
仁王門に枝垂れた花が覆いかぶさります。美しい!!
入場券を買って、さらに先まで進みます。
清瀧宮の周りには、枝垂れ桜が何本も咲いています。
立派な枝ぶりの桜なので、見応えたっぷりです。
まるで瀧が流れ落ちるようで、清龍宮にピッタリです。
その先に行くと、五重塔が登場します。京都府内で現存する最古の木造建築物です。
五重塔を邪魔してはいけないからか、周りには大きな桜の木はありませんが、小さな桜が前の方に若干咲いています。
五重塔の反対側には、金堂、そして不動堂と伽藍が並びます。
こちらも小さめの桜の木が数本植えられている程度です。
桜を前景にして写真を撮ります。
さらに奥へ行くと、池の周りに弁天堂、観音堂があるエリアです。
ここでUターンして、三宝院へと向かいます。
三宝院の建物の中を拝観するには、別に500円の拝観料が必要です。今回はパスして、手前の庭の枝垂れ桜のみを鑑賞します。
ここの枝垂れ桜は、醍醐寺の中でも最も豪華で力強く咲きます。
花が多く、たわわに咲きます。
最後に霊宝館に行きます。
霊宝館の中の仏像などの寺宝も観ましたが、ここの庭に咲く枝垂れ桜も見ごたえがあります。
枝が大きく広がっている上に、枝垂れる枝が長いんです。
地面に着きそうなくらい枝が長く伸びています。
さらに地面の黄緑色とのコントラストが映えます。
霊宝館のエリアには古い建築物がないのがとても残念です。
古い建物と枝垂れ桜のコンビで観るとさらに絵になるはず。
久しぶりに観た醍醐寺の桜でしたが、何回観ても堪能させてくれます。
これも秀吉の「醍醐の花見」があってこそ実現しているのかな。