今日の一曲!ランカ・リー「「超時空飯店 娘々」CMソング」【テーマ:中華まん】 | A Flood of Music

今日の一曲!ランカ・リー「「超時空飯店 娘々」CMソング」【テーマ:中華まん】

 【追記:2021.1.4】 本記事は「今日の一曲!」Ver. 1.0の第九弾です。【追記ここまで】

肉まん・あんまん・ピザまん、何が好き?

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 いちばん好きなのは王道の肉まんだけど最近はピザまんに浮気気味。あと見た目が可愛いからネタで買ったローソンのからあげクンまんは意外と味が良くて驚いた。笑


 「今日の一曲!」は【テーマ:中華まん】。真っ先にスピッツの「子グマ!子グマ!」が思い浮かんだのですが、収録されているアルバム『醒めない』(2016)の記事でレビュー済みなので再度紹介するのも味気ないということで他を探しました。


マクロスF (フロンティア) O.S.T.1 娘フロ。/JVCエンタテインメント

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 …で、思い付いたのがこれ。ランカ・リー(中島愛)の「「超時空飯店 娘々」CMソング (Ranka Version)」。記事タイトルでは字数制限のせいで括弧まで入りませんでした。TVアニメ『マクロスF』(2008)のサントラ『マクロスF O.S.T.1 娘フロ。』(2008)収録曲で、作編曲は菅野よう子。

 劇中CMソングなので20秒ちょっとしかありませんし歌詞に中華まんが登場するわけではないですが、映像に娘々名物のまぐろ饅が登場するので選びました。笑


 CMソングということでとにかくキャッチー!流石CMソング女王としての一面も持つ菅野さん。実に飯店らしいメロディとアレンジできちんとコマーシャルとしての機能を果たしつつ、この短さの中でランカの可愛さを十二分に引き出しているという完璧な仕事です。

 『マクロスF』は後追いで観たので当時の盛り上がりのほどはわかりませんが、検索したところまぐろ饅は横浜中華街(横浜大世界)とのコラボで実際に販売されていたようです。味が気になるところ。


 ちなみに僕は歌だけでいうとランカ派です。「星間飛行」(2008)と「虹色・クマクマ」(2011)好きすぎる。キャラとして好きというか観ていて応援したくなるのはシェリルだったけどね。笑

 歌だけランカ派の理由として思い当たることがあるのでついでに書きます。『マクロスF』は関係ないので脱線ですし、特定のアーティスト像をディスる内容なので不快に思う人もいるであろうと前置きしておきます。ごく個人的な主張に過ぎませんからね!


 昔から所謂ディーバ系の歌手が苦手です。声を張り上げる系というかパワフルボイスでいかにも私歌上手いでしょみたいなのは鼻につく。無理しているというか余裕がないように聴こえるんですよね。実際はゆとりを持って歌っているんでしょうけど。

 ディーバだと女性限定ですが、男性でもハモりに重きを置いているような人たちは似たような理由で苦手です。どちらもボーカルを主軸に据えすぎているというか、オケやトラック(演奏やアレンジ)が軽視されているように感じるからというのもあるかな。ゴスペルやアカペラコーラスグループのように完全に振り切っていればまた別なんですけどね。

 こういう系でなぜか大丈夫なのは女性だとSuperflyで、男性(グループ)だとSkoop On Somebody。なぜ平気なのかを分析できるほど聴き込んでいるわけではないので理由は不明ということで。笑

 
 話を『マクロスF』に戻して、シェリル(May'n)の歌声はディーバ系と分類していいと思います。作中の扱いでも実際の楽曲においてもね。というわけなので、先述した嗜好の基準と照らせば僕が歌だけランカ派になったのは納得いただけたと思います。

 とはいえ別にシェリルの歌が嫌いなわけではありません。というかむしろ好きです。「ノーザンクロス」(2008)ほど格好良いアニソンもなかなかないなと思っています。

 おそらくトラック(by 菅野よう子)の作り込みの深さがあるから聴いていて全然苦じゃないんだと思います。パワフルな歌声はそれに見合うオケがあってこそだとも思っているので、ボーカルだけを推して活動している人たちって勿体ない気がする。


 これは本件とは直接は関係ありませんが、日本人は"ボーカル病"に侵されていると常々思っています。ボーカル以外は大して聴いていない、そもそもボーカルがないと音楽として認識してもらえない、インスト?何それ?といったような節があると思うということです。音楽好きの方はそんなことないでしょうけど。

 しかしこれはヒットチャートによって植えつけられた価値観に過ぎないと思っています。だってみんなジブリ好きでしょ?ジブリの音楽もとっても良いよね?久石譲の音楽を素晴らしいと思ったことありませんか?答えがYesの日本人は多いと信じたいです。

 他にもクラシックが好きだとか映画のサントラを素敵だと思ったとかゲームのBGMが格好良いと感じたとかこの曲の間奏が素晴らしく聴こえたとか何でもいいんです。ボーカル以外のところを良いと思った瞬間って誰しもにあるんじゃないでしょうか?

 このように本当はみんなインストやオケに対する寛容な心を持っているはずなのに、広く紹介されるのはボーカルありの曲だけで、且つ歌が上手い(この"上手い"というのも偏向的だと思うが)ことだけが持て囃されるといった風潮がボーカル病患者を増やしていると思います。


 勘違いしないでほしいのですがボーカルを軽視しているわけではありませんよ。それぐらい人の声には特別な力があるというのは理解していますし、だからこそボーカル病の蔓延はある意味自然な流れだとも思います。

 だけどマスメディアは態々助長しているのが問題だと思う。"ボーカルこそ正義"が主流であるかのような紹介しかしなければ、多様性を欠いて業界全体が盛り下がるのは自明の理ではないでしょうか。

 「だってヒットチャート(売り上げ)がそうなんだからそう紹介するしかないじゃん」という反論がきそうですが、それは順序が逆だと思います。いつどこで狂ったかはわかりませんがね。

 アダム・スミスの見えざる手じゃないけど、本来人間が持っているであろう音楽に対するニュートラルな評価基準(声楽と器楽を変に区別しない)をわざわざ捻じ曲げるようなことをしないほうが、各人が自由に自身の音楽的嗜好を追及するので結果業界が盛り上がると思います。


 まだまだ補足しようと思えばいくらでも長くできますがここでやめておきます。大脱線してしまいましたね。しかしいつかどこかで書きたかったことなのでご容赦願います。


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