A.I. | あいん氏のブログ

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週1更新が努力目標。
借りて観た映画のタイトルやその週に起きた出来事などを気まぐれに書いてます。アプリが使えないから投稿記事の再編集と写真掲載が出来なくて不便。

( ´_ゝ`){スピルバーグ監督作品の「A.I.」を観ました。
タイトルは公開当時から知ってたし、気にもなってた作品だったのですが、見たのは昨日が初。
人を愛する機能を持って作られた子供型ロボットが、養父母から捨てられ、ママの愛情を求めて人間になるために旅をする話。
原案はスタンレー・キューブリック監督で、親友のスピルバーグに製作を依頼し、彼自身はプロデュースに回るという構想だったのが、キューブリック監督の死去と彼の夫人のたっての願いにより、スピルバーグが脚本から監督、製作に至るまでを請け負って作られたそうです。
名作と名高いこの作品ですが、俺にはグロテスクに感じられました。
人を模倣して作られた人形(人工知能)が、プログラムのままに母の愛情を求める。
それはやはり本物の愛ではなく、作られた模造の愛に過ぎないと思えて、リアルであればある程にグロテスクに見えて、感動よりも恐怖を感じました。

また、設定や結末は似て非なるモノなれど、
「アンドリューNDR114」もロボットが主人公の映画で、こちらの方はお気に入り。
主人公のアンドリューは家庭用ロボットとして作られながら、家族とのふれあいを通して人間性を学習・確立して行き、自我と独創性を持つに至ったユニークな存在であり、友人のロボット工学者の助けによってバージョンアップを繰り返し、人間のように変わって行く。
そして自分を人間として認めてもらうために奔走し、実質的に不老不死であるロボット体に老化と寿命を加える事で、最愛の伴侶と共に寿命を迎えて、その時やっと人間として社会に認められる、というハッピーエンドで終わります。
こちらの方がヒューマンドラマとして完成されていると俺は思います。

A.I.は見る人を選ぶのかも。