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964 makes me happy

試験運転中

 今頃…って話題です。

 

 正月に福袋を買いました。

 何年ぶりでしょうね?

 昔は売れ残りを「福」と称して在庫処分、というか客にガラクタを押し付けていたイメージがありまして福袋にはあまりいい印象が無かったのですが、今はそんなことはないだろうと思ったのと、お気に入りのYouTuber占い師さんも買ったとのことだったので、私も後に続いてみました。

 

 で、福袋はプレイングカード(いわゆるトランプや占い用のカード。無駄な検索に引っ掛からないよう敢えてボカシて書きます)を扱うお店が販売したものです。

 福袋は値段別に二種類ありましたが、私は欲張って高い方を買いました。

 お店曰く「7万円相当の商品が入ってます」とのこと。

 

 数日後、福袋到着。

 かなり重さを感じる中身はま~あるわあるわ、プレイングカード!

 確かに7万円相当(店頭販売価格)の内容が詰まってます。

 早速、一つずつ開封していきました。

 

 ん~どれも使えない…(笑)

 

 「使えない」とは、ガラクタという意味ではなく、私のような適当に遊びの延長で占いを楽しむライト層では持て余すようなクセ強のカードばかり、という意味です。

 特にある輸入品のカードはどうやって使えばいいのか分からないどころか、日本語解説書すらない。

 トランプでもなければ、タロットやオラクル、ルノルマンでもない…。

 せめて英語で書かれてあれば読めるけどフランス語オンリー。

 占いの本場はイギリスだとばかり思っていたのですが、フランスも盛んなんでしょうかね?

 

 輸入品でもかろうじて英語表記のあるものは何とかなりそうな気がしましたが、今度はカードに描かれた絵がまたこれがクセ強…。

 ガチンコな欧州のゴシック系の絵柄は見ていて疲れます。

 あと、「多様性」を意識した絵柄も。

 中世欧州のゴシック文化に黄色い人とか黒い人は基本存在しないし、白い人からすれば、区外というかそういう存在なのに彼らが尊い人物系の中に紛れている。

 今はそういう時代だからしょうがないでしょうけど、どうも私には違和感しかないです。

 

 ちなみにゴシック系デザインのカードをいつものスコットランド人の英語の先生に見せたところ、「あら~いいデザインね!」と言っておりました。

 やはり美的感覚に違いがあるんですな。

 

 結局、私の元にやって来たプレイングカードたち。

 そのほとんどが箪笥の肥やしになってます。

 そもそも、占いの道具というよりはコレクションだと思って買ったものですから。

 でも本当に肥やしにしてしまうのも勿体ないので、今使っているカードが草臥れてきたら、クセ強のカード達に活躍してもらうつもりです。

 

 あ、あのフランス語オンリーの謎の占いカードはどうしましょう?

 翻訳ツールを使えば何とかなりそうですが、まさか私に「フランス語も勉強しろ」という啓示ではないですよね???

 

 青兵衛が虹を橋を渡ってから三か月ちょっと。

 私の悲しみはまだまだ癒えることが無いのに、今日、新たな家族を迎えます。

 

 玄兵衛を失った悲しみを青兵衛に悟られないようカラ元気を出してきた無理も相まって、アヲを送り出した後、精神的に参っていたのに旦那が「また新しい子を迎えたい」と。

 

 おいおい、ちょっとは私の心の状態を慮ってよ…。

 

 クロのてんかん、アヲの心臓病で私の精神はゴリゴリに削られて、しばらくは自分を十分にいたわりたいと思っていたのに、またまたワンコのお世話をせねばならないとは。

 

 と言っても、新しい家族にはそんなこと関係ありません。

 私も新たに家族として迎え入れる以上、責任を持ってお世話をします。

 

 新しい家族もアヲクロ兄弟と同じ犬舎生まれのチワワの女の子。

 とてもかわいい女の子です。

 おそらく、アヲクロかななみのどちらかとは繋がっているはず。

 

 しばらくは自分の気持ちと喧嘩しながらの生活になるでしょうが、いつかはこの感情が癒えるでしょう。

 

 ふとした時にアヲクロの面影を感じたり、見たりすると涙が溢れてくるのですがね…。

 小学校の4年か5年あたりだったでしょうか?クラスの女子の間で「占いブーム」が沸き上がりました。

 おそらく、お年頃の女の子向けの占い雑誌がその火付け役になったはずです。

 クラスの中でもちょっとリッチな家の女子がその雑誌をもってきて自慢したり、雑誌で紹介されているトランプ占いを休み時間にやってみたり…。

 そんなことが記憶の断片に残ってます。

 私も少ないお小遣いをやりくりして「トランプ占い」なる本を買い、家にあったトランプで占いの真似事をして遊んだものです。

 

 その後、トランプカードに似たタロットカードと呼ばれるものを使った占いがあることを知りました。

 ただしタロットカード。とにかく絵がおどろおどろしい。

 「死神」なんてその最たるものです。

 でも、私はそんなに嫌な気はしませんでした。

 おそらく私がイギリス発のハードロックを好んでいたから。

 

 今や音楽は配信やサブスクで聴くものになっていますが、昔はレコードかCD。

 音楽と同時にそれらのジャケットを鑑賞するのも楽しみの一つだったと思います。

 で、ハードロックやヘヴィメタルのジャケットがタロットカードの世界観と被っている、ように私の目に映ったのでしょう。

 

 そんなこんなで私もタロットカードが欲しくなったのですが、これが高い!

 トランプは100円とか200円くらいで売られているのに、書店にあるタロットカードの本(カード付)は何千円もする。

 辛うじて自分の財力で買えたタロットカードは980円でした。

 とても地味で白黒印刷。

 華が無い…。

 でも、一人で楽しむだけなら十分でした。

 もちろん今でも私の手元にあります。

 当たる・当たらないは別にして、色々占いました。

 

 いい大人になり自由に使えるお金も増えて、私の手元にはいろんな種類の占いカードが増えていきました。

 中には日本語解説の無い輸入品もありますが、日々の英語学習の成果がここで生きてます。

 スマホの翻訳機能もありますが、瞬時に言いたいことが分かる便利さと言ったら!

 

 若い頃から意味もなく種を蒔きまくって、時に人に馬鹿にされたり呆れられたりもしましたが、こんな形で収穫の日を迎えることが出来るんですね。

 経済的には全くプラスではありませんが、心の豊かさにプラスということで。