小学校の4年か5年あたりだったでしょうか?クラスの女子の間で「占いブーム」が沸き上がりました。
おそらく、お年頃の女の子向けの占い雑誌がその火付け役になったはずです。
クラスの中でもちょっとリッチな家の女子がその雑誌をもってきて自慢したり、雑誌で紹介されているトランプ占いを休み時間にやってみたり…。
そんなことが記憶の断片に残ってます。
私も少ないお小遣いをやりくりして「トランプ占い」なる本を買い、家にあったトランプで占いの真似事をして遊んだものです。
その後、トランプカードに似たタロットカードと呼ばれるものを使った占いがあることを知りました。
ただしタロットカード。とにかく絵がおどろおどろしい。
「死神」なんてその最たるものです。
でも、私はそんなに嫌な気はしませんでした。
おそらく私がイギリス発のハードロックを好んでいたから。
今や音楽は配信やサブスクで聴くものになっていますが、昔はレコードかCD。
音楽と同時にそれらのジャケットを鑑賞するのも楽しみの一つだったと思います。
で、ハードロックやヘヴィメタルのジャケットがタロットカードの世界観と被っている、ように私の目に映ったのでしょう。
そんなこんなで私もタロットカードが欲しくなったのですが、これが高い!
トランプは100円とか200円くらいで売られているのに、書店にあるタロットカードの本(カード付)は何千円もする。
辛うじて自分の財力で買えたタロットカードは980円でした。
とても地味で白黒印刷。
華が無い…。
でも、一人で楽しむだけなら十分でした。
もちろん今でも私の手元にあります。
当たる・当たらないは別にして、色々占いました。
いい大人になり自由に使えるお金も増えて、私の手元にはいろんな種類の占いカードが増えていきました。
中には日本語解説の無い輸入品もありますが、日々の英語学習の成果がここで生きてます。
スマホの翻訳機能もありますが、瞬時に言いたいことが分かる便利さと言ったら!
若い頃から意味もなく種を蒔きまくって、時に人に馬鹿にされたり呆れられたりもしましたが、こんな形で収穫の日を迎えることが出来るんですね。
経済的には全くプラスではありませんが、心の豊かさにプラスということで。