ええレースでした。
たった数分の1レースではあるが、約一ヶ月前からこの物語は始まっていました。
「一緒にグランプリに乗ろう」と平原選手に言った武田選手。
その言葉通り、ジャンから先頭に立ち、平原選手にGPの切符をプレゼントした武田選手。
「もう今年は半ば諦めて、来年から頑張ろうと思っていました」
今年の競輪界は激動の年で、岸和田の大舞台に立った選手の大半はその事実を味わった。
「今年の競輪祭は一生忘れません・・・恩は返します」の言葉は、何も疑う術はありませんでした。
それは今回の事だけではなく、ずっと競輪を観ているからで。
たまたまではあるが、今回は京都や中部ではなく、関東を主役に競輪の神が物語を作ったのでしょう。
「平原とは言葉を交わさなくても通じ合えます」
羨ましい程の熱い友情がレースでまざまざと見られました。
レースは村上兄が一度レースを動かしての先行体制。
怯んだのではなく、まずは出させてジャンから一気にカマシて出た平原選手。
深谷選手も行くべきところから仕掛けましたが、冷静に対象した武田選手が、ひと呼吸してのバックから番手捲り。
その際、一瞬スピードダウンしたので、兄が内からシャクって神さんと並走。
両者、喧嘩競輪の決着は、内に居た兄が勝ったが、武田選手は遥か遠くに。
前輪後輪ハウスした弟が兄をゴール前交わしての2-5-1は二車単、三連単的中となりました。
会心の一撃とは成りませんでしたが配当勝ちで、平原選手が綺麗に死に、武田選手の優勝なら納得です。
兄も見せ場は作りました。
馬が居た武田選手相手に、自らレースを作った兄は武田選手以上の内容で。
深谷選手も今の状態なら精一杯のカマシでしょう。
岩津選手も本人は納得していると。
そして平原選手は「勝ちに行っての武田選手の優勝なんで」とおまけ付きで。
昨年のGPとは大違いで、迫力あるレースを見せてもらいました。
競輪は何処まで行ってもギャンブルではあります。
しかしそれは競輪の入口であり、我々は賭け事なら何でも好きではありません。
こう言った、人間身にのあるレースがあるから賭けれるワケで、これが競輪の良さと思います。
スピードなんか二の次です。
生まれ変わったら、私もその舞台で感動させたいと恥かしながら思ってしまうレースでした。
昨年末からムーヴ第二章が始まり、一年が過ぎました。
元会員様から「復活されていたのですね」と多くの方が戻ってくださいました。
そしてこのブログからも、新しい会員様にも出会えました。
毎日ブログを見てくださる、同士達も沢山増えました。
ありがとうございます。
本当に嬉しいです。
競輪好きなんて、近くにそうは居ないですからね。
しかし全国にはこんなに沢山の競輪馬鹿が居るんですね!
一人じゃないです。
毎日毎日、懲りずに競輪している奴は^^!
ファンの思いが競輪界に伝わる様に、来年も頑張って行きましょう!
何でも日々勉強!死ぬまで勉強です。
明日31日はお休みとなりますが、会員様には元旦から情報提供致します。
ブログは立川記念前検日の三日夜にアップしますね。
入会希望の方は弊社HPまで http://m-keirin.net
来年もどうぞムーヴを宜しくお願いします。
では、良いお年を!!