Mouse unit's Blog -717ページ目

第23期竜王ランキング戦 1組1回戦 郷田真隆九段不戦理由判明

今月21日に行われるはずであった
第23期竜王ランキング戦1組
森内俊之九段 対 郷田真隆九段の対局は不戦という結果になっていました

郷田九段の不戦敗、このことについて将棋ファンの間では
身内に不幸があったのでは
何かしらの事故や病気があったのでは
と、多くの憶測が飛んでいました

持ち時間5時間という竜王戦では対局開始予定時刻から1時間39分1秒の経過で
持ち時間が無くなるため不戦敗となりますが
不戦敗確定直前の1時間25分経過の時点で郷田九段から将棋連盟事務所に一本の電話が

「もう間に合いません」

そして27日、日本将棋連盟は郷田九段の不戦理由が「寝坊」と正式に発表
同時に連盟は対局料の返還やボランティア対局の処分を決定しました

プロである以上、どの対局も大事に違いありませんが
よりによって、竜王戦の予選に寝坊とは・・・

将棋にあまり詳しくない方に説明しますが
郷田真隆九段とは、昨年将棋のリーグ戦において最高峰であるA級を勝ち上がり
名人位をかけて羽生善治名人と対局した将棋界ではトップ棋士の1人です

このような棋士が寝坊で不戦敗とは非常に残念です

プロ野球 カウントコール変更

NPB審判部合同会議において
今季からプロ野球のカウントコールが変更されることが決定されました

つまり従来のカウント方式では
S●●
B●●●
O○○
を「ツーストライク、スリーボール」とカウントしていたのを
「スリーボール、ツーストライク」とするというものです

メジャーリーグでは以前からこの呼び方でしており
また、近年WBCの開催など国際的な大会が増えたこともあり
日本プロ野球界でも世界的に統一されたカウントをするという流れとなったのでしょう

メジャーリーグをテレビ観戦する人はあまり違和感の無い変更だと思いますが
プロ野球のみを観戦の人は最初戸惑うかもしれません

それでも野球のルール変更など大きな変更では無いため
慣れれば柔軟に対応できるものだと思います

平成22年大相撲初場所

今場所の見どころとして
千代大海の大関復帰
白鵬の自己連勝記録の更新
把瑠都の大関昇進のための足固め
魁皇の幕内最多勝利数更新
が注目された平成22年大相撲初場所

まず最初の注目千代大海は
初日稀勢の里、2日目北勝力に呆気なく敗れてしまい
3日目の取組相手はライバルの魁皇

この取組で立会いから千代大海の代名詞でもある激しいぶつかりで突き放すことが不発に終わると
逆に魁皇に廻しを掴まれ、不甲斐ないほど簡単に送り投げられ3連敗
この敗戦で千代大海は引退を決意しました

白鵬は初日から横綱の強さを見せ
連勝を伸ばすと快調に勝ち進み、6日目まで6連勝

7日目はこれまで敗れることは無いものの
何度も危ない場面を作らされた把瑠都との対戦

立会いはぼぼ互角となったこの取組は
徐々に良い廻し位置を掴んだ把瑠都に苦しい白鵬という展開となり
最終的にやや強引に見られたすくい投げが決まり
結果白鵬の連勝ストップと把瑠都の横綱戦初勝利となりました

白鵬は終盤日馬富士、魁皇に連敗し
昨年86勝4敗の新記録を打ち立てた安定感が無くなったかと思われましたが
千秋楽、優勝を決めている朝青龍に白星を挙げたことは
何とか横綱対横綱で意地を見せつけたものとなりました

横綱戦初勝利を挙げた関脇把瑠都は
今場所12勝3敗の好成績で来場所以降大関昇進のため
足固めとして充分な場所となりました

特に把瑠都の取組で印象に残ったものと言えば9日目の大関琴欧洲戦です
大きな体格の把瑠都が立会いから低く攻めると
そのまま一貫して重心を低く下から攻めきったこの取組は
把瑠都が相撲を覚えてきたことが解るものとなりました

まだ強引な取組もありますが
この琴欧洲戦は大関となった時に充分戦えることを表した一番でした

そして、魁皇の幕内最多勝利数も強さと長年取り続ける力が無ければ
達成できない記録です
改めて初場所終了時点で815勝というのは素晴らしい記録だと思います

今年の角界を占うとも言われる初場所
朝青龍、白鵬の優勝争いはここ何場所も変わりませんが
把瑠都の大関昇進は充分感じさせる場所となりました
また、同時に日本人力士の台頭や優勝争いはまだ先ということでしょう