雨とあじさいと雫と空と -梅雨入りに詠う- 刀 | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。

しじゅうから ツピイツピイと鳴く
夜と朝の交わる 夏の明け哉


面金の中から覗く空の色
一足一刀 思い切りよく


三原色 空の三原色 薄青と
雨雲色と 乳白色と


あじさいの 朝日を受けて
泡立ちぬ 長き道のりに
目をこすりつつ


ぐんぐんと ぐるんぐるんと
ぶちかます ライトセーバー
吾 天下無双


ぶった斬る 声で世界を

「ざまあ見ろ」

そんな感じで 世界ぶった斬る



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言葉よりも心よりももっと具体的なもの
自分の肉体を磨いてゆきたい


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雨の音 
藍の痕残る肌を脱ぎ
咲く紫陽花の 落とす涙哉


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純粋な快感って
前も後もないから純粋なんだ

前も後もある関係では
純粋な快感になり得ないのかな


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雨匂い立つ 水無月の
霧はれやらぬ 剣先に
咲く立葵 天に聳えて

しづくのせ 朝陽を受ける
紅の花びら 空の水色(アオ)を透かして

踏み込まむ 道の先にぞ
きみの居る 
神の見守る暮色の中



人生の 一進一退 繰り返し
立ち返る剣に きみの声聞く