お別れの時が
前より確実に近づいていることを
鐘の音の大きさが
わたしに知らせる
いかないで
いかないでよう
ぼくは泣きべそをかく
片手を上げてぼくを見て
いってしまうきみへ
いかないでと泣きじゃくる
小さくなった背中を
ずっと見送るんだ
最後かもしれない
そんなのイヤだと
たしかめるように
見送るんだ
いつまでも
信じられないでいるんだ
いつかあなたが居なくなるなんて
どうして信じられるというの
イヤだよ
鐘の音を振り払うように
ぼくは涙をティッシュに葬る
ぼくの大切なひとを
お前のやかましい音なんかで
いかせやしない
ぼくのだいじな人
いつまでもぼくを守ってくれる人

