あしたという名の死刑台は
しかしやさしくぼくを抱く
死んでも死ななくても
いづれにしても未知
生き続けることも死ぬことも
相応の苦しみと悔いはあり
あしたという名の死刑台は
しかしやさしくぼくを包む
もしあした生きられたら
ぼくは真っ先にお礼をいおう
生かしてくれたカミと
見守ってくれたあなたと
ぼくのしぶとさに
お礼をいおう
あしたという名の死刑台は
ぼくの今日を戒める
適当に生きても
胃がキリキリするほど悩んで生きても
同じ生
あしたという名の死刑台が
たといぼくをころしても
ぼくは何も恨まない
ぼくは誰も恨まない
あしたという名の死刑台が
ぼくにたくさんの優しさをくれたから
名残り惜しむような
あたたかさをくれたから

