子宮の波が消えるまで | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。



子宮の波が消えるまで













子宮の波が消えるまで
ゆったり じんわり其処にいる

きみの面影よこたわり
女の悦びを共にする

スカイツリーのようなグラフを辿る
男のそれとは違い
女の波は遠赤外線のように
時間差で不規則に押し寄せる

波が完全に治まるのが
振動が静まって大分経ってからのように
男がさっさと正気に戻ったあとも
女の子宮には悦びが尾を引いてゆく












こんな風だから
アイを感じる時間に
ズレが生じて

男と女の関係は
次第に消化されてゆく












鉄砲のように過ぎる一方と
亀のように後追いする一方と













なので、女は男と同じスタートラインにいてはいけない。

男の大分先の方にいて、勝手に酒盛りしながら観察しているか、男が行ってしまった後に、その背を眺めながら一人酒盛りするか。

いずれにしても、二人が交錯する瞬間は、ほんのわずかだと覚悟をしておいた方がいい。












いつだって男と女のアイの速度は、プランクトンとくじらの寿命くらいに開きがある。

だから、横たわる自分を置いて去ってゆく男の背に、傷ついてはならない。

男とはそういう生き物であり、女も又、そういう生き物なのだから。