結婚という靴 | 森由 壱 - tune bride -

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... という 、夢を視ました 。


アイもココロも、約束できるものではない。

身長や体重が変わったら、それに合わせて服を変えたりするし、足のサイズが変わったり、行く場所や歩く量によって靴を変えたりする。

好きな人や自分を好きでいてくれる人だって、その時その時で変わってゆくことは自然なのに、

結婚という靴を役所と世に提出した瞬間から、「一生変わらない愛だよね」という暗黙の強制と圧をかけられてしまう。

そしてそれは、その"社会"がよかれと思って作り上げた、動物の本能や本分とは全く関係のない"倫理観"なのである。

勿論、子は宝で、使命である。
しかし母であり父になった二人も、その前に人であり、体は男であり女なのである。








人間って、子も親も大変ね。
育ち上がるまで長いし、人生も長くなって。
なのに、繁殖本能のままには生きられないんだ。











アイが一生つづくのが当たり前、
なんて思わない方がいい。

結婚しようが子が生まれようが、
アイが、形を変えながらもその場を立ち去らないことは、奇跡に近いことだと覚悟して。

いつか立ち去ってしまうかもしれないアイだからこそ、一瞬一瞬、隣にいてくれたアイに感謝しながら。

それは家族になるまいがなろうが、同じことだと思う。











基本は、人の気持ちが変わってゆくのは季節のめぐりと同じくらい自然なことだよね。

だから、結婚しても、一生離婚しなかったりすることが当たり前のことではなくて、離れたら離れたでしょうがないよね。

だから、二人とも次のアイや幸せに向けてファイティン!

くらいの目線を持っていたい。











なのに、そこに子育て、というものが咬んでくると、分からなくなる。

どうしても、"倫理"という枠に立ち戻ってしまう。


結婚制度と動物の本能、生命の本分との間で、終わりが見えない議題である。