キュウ | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。



乾いたスポンジがキュウと
音を立てて吸い上げる

なつかしい声質と 変わらない身のこなし
ぼくの傍を通るときに残す
抗いがたいセロトニン












"ムカつく"ので自分でバランを敷くの
だけど ちょちょいとそれを引き抜こうとする
きみってやっぱりニクい奴












猫にまたたびを嗅がせるように
ぼくの周りにセロトニンを振りまいては
大口を開けて待つヒナに
クイっと餌を引っ込めてお預けにする奴













バッカじゃないの
とプリプリしながら
ぼくは相手にしないんだ

そう思いつつ
久々に上機嫌で帰る自分が
とってもミーハー

やっぱりぼくって
扱いやすいんじゃあないかしら

自分で自分の値札をマジマジと見るように
散らかった部屋のオフトゥーンの上で
頬杖をつく

まあ いいのさ
食べないと分かっている飾りの鏡餅も
食べることではなく
飾ることに意味があるんだから

きみがまくセロトニンも
そういうもん

そういうもんだと認識して
食用の餅を食っときゃいいのよね?