電車を降りると
目の前のカップルAの
女が男の肘を掴んで寄り添った
また別のカップルBが通り過ぎ
今度は男側が女の肘の後ろ側から
自分の肘を差し込んで組んだ
自分は傷心中である為
その原因となった男と"わたし"で置き換えて
AとBのカップル、どちらも想像してみた
ぼくはやっぱり、甘えたいなあ。
ぼくのHeartを見事にBreaking Downした
あいつがすぐ隣で歩くのを
まざまざと想像すると
何とも言えない虫唾が走ってしまったのが
とても悲しく感じた。
あいつだって
優しいことはしてくれたんだ
そう、ぼくから多くを"もらおう"と
"もらおう もらおう"とするあいつさえ
知らなければ
ぼくは今だってずっと
あいつを好きな筈だった
ぼくがそうさせたのか
あいつはそういう奴なのか
分からない
安い珈琲に分かりやすいクリームが盛られた
ぼくの大好きなクリームコーヒーを
久々に嬉々として頬張りながら
その茶店の入り口から覗く、
夜の街で人々の足が行き交うのを眺める。
足は和やかに不規則に
光を点滅させる
観葉植物に遮られて
顔のない足がゆるやかに夜をはけてゆく
「こころの簾..」
ぼくとあいつの間にも
きっとそれが必要だった
きみの一部だけを愛せばよかった
きみも、ぼくが見せる姿だけ
ぼくが自発的に与えるものだけを
もらえばよかったんだ
エネルギーの法則
総量は変わらない、
アイもカネもこころのエネルギーも
ぼくたちは素になり過ぎたんだ
きみはどこまでも"欲しいマン"に
ぼくは極度の"保身オンナ"に
ジャイアンと不二子は、
合わないでしょう?
(誰が不二子やねん、というツッコミは、
ガヤとしてそっとスルーするとする)
簾を外して互いの顔を見たら
足から想像していた顔と違った
分かりやすく例えた
きみとぼくとの相性結果
ぼく、とてつもなくアンニュイだから
そんなにがんばれないの
クズホストが可哀想で
身を堕としてまで貢ぎ上げる
夜の聖女にはなれないの
ある意味、きみと似てる
ぼくもいつだってきみと同じ
皮を剥がなくたって
いつでも"何でも欲しいマン"なの
アイもカネも心のエネルギーも
いつでもどこでも枯渇している
ぼくが怠け者で
受け取り下手で
甘えられなかった過去を
引きずっているからかもしれない
きみで満たされた気になってた
それは奇跡だった
所詮は他力本願だったのさ
きみなしでやっぱり
訓練しなきゃいけないみたいだ
何の為に?
訓練しなければ"フツーに"生きてけないなんて
この先の人生
なんて億劫なんだ
ぼくは「子白くま」になって
母白くまに思いきり甘えながら
兄弟と仲良くじゃれながら
もう一度「オトナニナリタイ」
