夢の中で母を
いじめてしまっていた
父が漕ぐ小舟に乗って
母を泣かせてしまっていた
捲し立てるわたしに
母は一切弁明することもなく
ただ子供のように
声を立てずに涙を拭きながら泣いていた
そんなに母をいじめないであげてよ
___ちゃんを泣かせて
何が楽しいの
夢から覚めた土曜日の朝
空調のバサバサと鳴る一室で
ぼくは放心する
溜まっていたんだなあ
母への思い 母への不満
ぼくはまだまだ子供で
母にそれだけ
甘えたかったんだと
夢の母に訴えかけているんだろう
あの小舟はどこへゆくのか
暗い夜明け前の川を
ゆったりと父が漕いでいた
母はあの先の何処かに帰ってゆくのか
次に母と会う時は
___ちゃん!
と駆けよって
色々 頑張れた活動の報告なんかして
親子丼のひとつやふたつでも作って
食べさせてあげたい