書き足してゆく脚本スケッチ (3/31より) | 森由 壱 - tune bride -

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... という 、夢を視ました 。

■回想シーン、車両に乗る6人ほど。
前にボス、その他
後ろにA子、B、C子


ボス )あ、そこ! 顔出さないように
車両の後ろに乗っていたA子、背をかがめる
C子)そんなんじゃダメだよ、寝そべるの
A子)えっ!?
B、床に自分の空のバッグをA子の下に敷きながら
B)ここ、
A子)えっありがとうございます
3人寝そべる。

A子)大変ですね..
C子)見つかったら終わりよ

A子)た、たのしい笑

× × × 

ガタンゴトンと揺れつつ
目的地の駐車場へと入る車両。

起き上がろうとするA子。

C子)まだまだ
A子慌てて寝そべり直す。
頭がゴトンと床に当たる。

C子)駐車場に人がいないか確認してからね。
        見られたらヤバいから

A子)なるほど

車両がガタンと揺れて停車する。
前に乗っていたボスたち一陣、外へ出る。

ボス)おっけ〜

後ろの3人、起き上がろうとする。
B、両腕を出しながら
B)A子

A子、両手首を掴んで起こす。



■回想シーン終わり ギャラリー、夕方閉店前



ギャラリーの白い壁に掛かった四角い藍色の作品を眺めるA子の両目。

海の波打ち際のイメージ、音。

後ろから近づくギャラリーオーナー、マダムD。
気配を感じるA子、
無視して他の作品にも視線をやる。
マダムD)たくさん見てやって下さいね
A子に微笑みかけてそう言い、
奥へすっこんで行く。


A子、無愛想に軽く会釈をして次の作品へと足を運ぶ。


■日替わり


駅のホームを歩くA子。
紙袋を片手に持っている。
電車に乗り込む。ガタンゴトン。
紙袋を開いて覗きこむ。
何重にも丁寧にプチプチで梱包されている。

音)ガタンゴトン
電車が揺れてA子
窓ガラスに体を叩きつけられる。
窓ガラスに映る自分の顔を見るA子。
音)ガタンゴトン

× × × 


■同日

音)ガチャッ
暗い部屋を開けて
音)パチン
灯りをつけて
音)ドサンッ

荷物をおろすA子の足元。
紙袋は持ったまま部屋の中へ。
音)ゴソゴソ
紙袋からプチプチを丁寧に張り巡らされた四角い梱包を剥いてゆくA子。
中から藍色に染まった四角い"絵"が出てくる。
A子の表情が沸き立つ。
A子)むきゃあっ
A子全ての梱包が散らかった床に仁王立ちして両手で作品を持って暫く眺めている。
A子)むきゃああっ

部屋のぬいぐるみと作品に向かって叫ぶA子、引き画。

■回想シーン ギャラリー

マダムD)お友だちなの?
前シーンとは別日にギャラリーへ訪れていたA子に問いかけるマダムD。
A子、苦笑して、
A子)いえいえ、...知り合いです。
マダムD)隠したってダメよおわかるわよ
A子、苦笑。
マダムD)絵にはね、その人によって優しさや冷たさが現れるの。たくさん傷ついた経験がある人の絵は、優しい感じがするのよ。
A子)へぇ、そうなんですね


■回想シーン終わり、日替わり

目覚めるA子
薄白い光の窓から外の雨の音。
A子、むっくり半身を起こすシルエット。
音)雨の音、クレッシェンド

■回想シーン

灰色に雨の振る夜、画面真ん中に伸びる道。
向こうへ歩いてゆくA子の後ろ姿、引き画。

横から歩くA子足元からフォロー、パンナップ。

冬、悴んだ片手、素手でヨレヨレの赤い折り畳み傘を握りしめ、背を丸めて歩く。
もう片方の素手でトランクをガタガタと引きずる。

正面から、赤い傘に隠れたA子の顔の鼻から下半分フォロー。

マスクが内側から濡れてゆく。息を不規則に吸い上げるA子。

音)A子のすすり上げる音

■回想シーン終わり A子の部屋 雨の朝つづき

少し明かりが強くなった窓背景に布団に半身を起こしたA子。横から。目線はA子の正面の壁にかかった作品へ注がれている。

窓からの光でA子の頬がきらりと光る。光は顎の方へ素早く落ちる。まばたきしない目から涙が落ちている。


■日替わり 昼 A子(苗字、嶋)とA子の友だち2人、英実と三谷絢

音)ズーッ
鼻を啜り上げるA子。片手に赤い折り畳み傘。
英美の声)A子、風邪ぎみ?
左から英実、A子、絢、それぞれ傘を差してぶらぶらと歩いている。正面からフォロー。小雨が上がりかけの街。

A子)ちゃうちゃう、花粉症やねん、ズーっ
絢、肩掛けバックを片手で少しごそっとして
絢)Aちゃん、ティ..
A子)へっっっっくしゅん!!
英実、絢)笑笑笑 
絢)大丈夫〜?!笑
英実)三谷さんさすが
A子、絢へぺこっとしながら手を伸ばし
A子)あ"り"がt..っっっ
A子、絢と英実から身を背け
A子)クシュ〜〜〜い!!
英実、絢)笑笑笑笑笑笑
絢)Aちゃん!笑 
英実)相変わらずおもろいわあ嶋さん笑笑
A子大げさに体を丸めて勢いよく鼻を噛む。
絢)Aちゃんもはや崩折れてる笑
3人並んで神社の鳥居に近づいてゆく、カメラ後ろからフォロー。

英実)あ、雨止んでるやん?
英実片手を空へ出す。
絢、A子同時に傘を外してみつつ
絢)あ、ほんと..
A)ほんまや
3人それぞれ傘をしまう。

3人鳥居をくぐりかけ、
英実)あ、そや嶋さん、写真撮っとかんでいい?
A子)あっ撮る!
絢)あ、Aちゃん持ってきたんだ、カメラ
カメラをカメラバッグから取り出し身構えるA子。
のぞきこんで止めて、
A子)あれ?
カメラを目から離して見るA子。
A子)あ、
レンズキャップを取るA子。
絢)笑笑
英実)嶋さんらしい笑

A子、鳥居を撮り出す。
A子)ピントが中々なあ
何度かパシャパシャしてカメラを下げ
A子)おけ
絢)もう撮れたん
英実)見して
カメラの画面を見せるA子。覗き込む絢、英実。
英実)おおー
絢)やっぱ綺麗やね
3人鳥居をくぐり歩きながら
A子まんざらでもなく、
A子)まあ、まだまだやね

音)じゃり、じゃり(道にある石を3人が踏む音)
英実)そういえば嶋さん、例の人とはどうなったん?
絢)あぁ、カメラマンの人
A子照れくさそうににやにやして
A子)ん〜 どやろね
英実)まだブロックしてないんや
絢)え、なんかあったの
和気あいあいと喋りながら手水場へたどり着く3人。
A子)いやまあ〜 
濁しながら柄杓を持つA子。
チョロチョロと水を吐き出す龍の口。
3人、柄杓で救った水を手にかける。

■回想シーン