次から次に身に降かかる災いにほとほと疲れ、女はぐちゃぐちゃになった部屋で横ばいになった。
重い。でもこれで沢山寝られる。
疲労とは裏腹にスカッとした心持ちで、女はケータイに文字を打つ。午後10時14分。
どうしてこんな人生なんだろうと、つくづく思う。歩けば歩くほど棒にぶつかり、何度も何度も止まれサインがくる。
一体全体ぼくの人生を、誰がいじくってこんな風になっているのかと、他人のせいにでもしないと気が狂いそうだった。
ぼくのせいなのかと、そう1ミリでも思い出すと、もう人生がもたなくなる、そんな気がしたから。

