「芸術」と「大衆」極めて曖昧な文学分類に於いて、純文学と大衆文学の違いは、「芸術性」の有無だと言われている。芸術性を追求し、「面白さ」を度外視したものを純文学。逆に、面白さを追求し、「芸術性」を度外視したものを大衆文学。つまるところ純文学の「純」には、「芸術」という意味が備わっているのと等しく捉えられ。それはつまり「大衆」ではなく「個」の世界に内向した、という点に於ける「純=芸術」なのであろうなと、ふと気づいた。