朧満月
空低く
ひこうき雲と
落ちてゆく
ウヰスキー溶かした
夜みたい
うすぼんやりと
暮れてゆく
今年も色々
ありました
花散る雨に
枯れ木立
霜の解けゆく
春を待ち
またひと年を
越しませう
ひとつ ふたつ
鐘の音
身を切る闇に
聴いたなら
みつ よつ 古き
衣捨て
初なこころで
目覚めませう
新年 信念
明けまして
憂き身 怨念
晴れまして
富める者も貧しき者も
一律に
生に礼して
和しませう
嗚呼目出度き
この一生
三十一年さまざまに
辛苦労災ありけれど
先祖友師に見守られ
けふこの時を迎えたり
時は早く
我が身は遅く
命短く
道長けれど
奮える星の色の如く
その一瞬の揺れこそが
生の証と心得て
宇宙に散らばる星の群
弱き光も強き光も
色々あるからこの夜空
吾のちひさき一点も
きっと誰かの瞳に届くと
届けと祈り
奮える星の色の如く
迷いながらも揺れながら
戻りなき道を
すすまむとぞおもひ候.