冬のPalette. | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。


朝日の音が
鳴ってゆく

こと.ことと..
冬の入り口の音

朝日の温度が
部屋を初めてく

こと.ことと..
今日のはじまり














沢山ごはんを作った日曜日と
あんまり寝ていない月曜日の朝

朝鳴きの一番烏を聞きながら
早く起きられた奇跡に安堵する













今日が怖かった昨日の寝る前と
明けてしまった今朝と

ケータイが布団の上で軋む音
“起きてしまったさあどうしよう”














今日一日を乗り切れば
後は寝るだけという思いと

今日一日みたいなことが
明日も明後日も続いてくという
若干の恐怖と














貴方にもう二度と
愛されないとわかっていても
愛してしまうことに

仮に身体的精神的な代償が大きかったとしても
逃げずにその場に居続けられるという
確たる自信はないのです

ですが
自信がないからとて
明日や明後日は
たたみかけるように訪れ

そうしてわたしの前に
たたみかけるように
貴方を現されます













ぼくはヤドカリみたいに
臆病に目線を落として
自らをガードするけど

そんなんじゃ何にも
ならないのはわかっているさ

だからこうして
ヤドカリが頭を抱えるように
朝の襲いくる部屋で一人
布団にくるまりこんでる













ねえ愛がこんなに
裏返ってしまって

ぼくとしてはこんなに不本意なことは
人生に於いても未経験なのさ

こんぐらがってしまった糸を
お湯で春雨を戻すみたいに
ほどいてくれるわけには
いかない..か...。













女として
ぼくとして

こんなに歯切れの悪い“恋”の 
“終わり”への向き合い方が
わからない













こと..ことと.

朝日が初めてく
ぼくの部屋

今日も貴方を感じられたら
それだけでいい一日としよう

色温度がブルーや赤でも
ぼくはどんな貴方でも

心のパレットに
おさめたい