翠の台本 振りかざして生きる
なんにも書かれていない
雲の流背 街を置いてく
この電車とフィックスして
さよなら Sayonara..
今日の景色とともに
バイバイ Baibai..
わたしはおうちへ
突然の雨
夏の大粒
過ぎ去るのも一瞬
買った傘の意味をぶら下げて
ぽたぽたと 滴る夜の街
濡れて歩いても
よかったのかもしれない
連想してく
あの方たち
気持ちの入らない土曜日と
ぶら下がっている想いの意味と
調子の悪い躰に孕んだまま
幕を閉じて涅槃へ
貴方とならはじまる気がした
わたしのただの
膨らませたガムだった
ネチャネチャと音をたてて
絡まってふたりの瞳を閉じた
結局そういうのではなかったのに
赤ペンで必死に台本
書き換えようとしてたみたい
千切れて破けて
使いものになんない白本
滲んでしまったインクが
なきじゃくった後の女みたい
淫らになっちゃった姿を視られたあとに
どんな澄ましたカオをするというの
今さら修正加えても遅い
永遠にお蔵入りになりそうな予感
秋の風が流してくれるだろう
指を咥えて待っていたって
飛び交う赤蜻蛉のように
今度はがんばらなくてもいい貴方をみつけたい
ぬるいミルクのように
甘えさせてくれるような
そんな恋を見つけたい。
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