cheap rain. | 森由 壱 - tune bride -

森由 壱 - tune bride -

... という 、夢を視ました 。


貴方と出会って
人間はとても
愛情深いものなのだと
身を以て知りました


軽いものなど
この世にない
体を通った感情に
遊びもくそもない


この世のどんなに
くだらない弱気が差した魔でも
体を通って生まれた感情には

どんなに目をつぶろうが
影ができ光も当たる

人間はとても
愛情深い生き物

たとえ生まれる筈ではなかった
かもしれないものでも

生まれてしまえばそれなりに
愛着がわくもので

思い通りにならないからと
やきもきするのも
不意に傷つけられて
ことばを失うのも


捨てられないからで
愛してしまうからで


都合よく
使い捨てにしてしまおうと思っていたのに

都合よく
捌け口にしてしまおうと思っていたのに

使い捨てにできたらまだ
捌け口にして忘れられたらまだ

楽だった筈なのに





人間はどうしてこんなに
不意で矛盾だらけのものに
こんなにも愛情をかきむしられるのだろうか





それもこれも
出会ったのが
見つけてくれたのが

他の誰でもない
貴方だったから。

  



一体これは二人にとって
幸だったのか不幸だったのか





そんなことを考えたところで
この愛情を悪者にすることも天使にすることも
できないのだから




人間の愛とは
本当に
ちっぽけで一方的で
cheapなくせに

時に不用意すぎる
秋の冷雨のように
重たいものなのだなと

つくづく思います







    



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