きみとの交流は
とても清潔なものだった
何の疚しさもなく
何の穢れもなく
それは突如訪れて
しづかに白い朝を迎へた
右に白い朝
左に白いきみの汗
わたしはただ呆然と
こんなにも不意な清潔を
抱いている自分に目をみはっていた
その清潔はすこやかな
朝にふさわしい寝息をたてた
何の混じりけもない
動物的な清潔と
何の濁りもない
ふたつの本能の出会いが
嘘偽りのない交渉の果てに
白い朝に包まれた
ことばは互いにひるがへり
みごとに噛み合はず
それがますます本能を擦り合はせ
ふたつの動物は
清潔になった
その記憶は万華鏡のやうに
都合よく歪曲される
その白さゆえの悪魔的な
残虐性もうちひめて
答えは最後までわからない
最後まで白は沈黙して笑ふ
けれど
さうやってふたりは
始まることを祝福されたのだ
あまりにも頓狂な出会いにしては
こんなにも清潔な交流をかはきりに
ふたりは白い朝に
祝福されたのだ
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