【歌詞】影 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

梅雨明けの後に梅雨のような夏休み
あの子は川へ遊びに行きたいと言う
虫取り網が出番をずっと待っている
廃校の隅、女が一人立っている

「おはよう」を言えなかった日
曜日
目覚ましを勝手に止めたのは一体誰?
歩く度にギシギシ言う長い廊下
怒られてばかりの少年も大人になる

大丈夫、大丈夫
嘘みたいな子守歌
大丈夫、もう大丈夫

上書きされる映像
雨は勢いを増していく
柳の下 女が一人
真白なオールインワンがよく似合う人

どうか夢ならば夢のままであっておくれ
悲しい気持ちを連れてこないでおくれ
母の姿を思い出せなくなってから
包丁の使い方にやっと慣れて来たんだよ

大丈夫、大丈夫
嘘みたいな子守歌
大丈夫、大丈夫
嘘になった独り言

大丈夫、もう大丈夫