自家焙煎コーヒーのマウンテン  (MOUNTAIN)のブログ   ★マウンテン通信★ -225ページ目

すいかブレンド その2

7月のマウンテン通信第39号は、「実録!マウンテン作戦会議!!
~ブレンドの名前はこうして決まる~ 


ごちそうさま、おはよう、春まち、モカ&モカ、水無月…マウンテンのブレンドコーヒーの名前は、他店には無い、ユニークな名前があります。このような名前は、いったいどうやって決まるのでしょうか。今回は7月のブレンドが決定するまでの、涙なくしては語れない会議の模様をお伝えします!


会議 その1
第一会議室(芥川町周辺の某居酒屋)
[emoji:e-134] もうすぐ7月やなー。
[emoji:e-254] うん。
[emoji:e-134] 来月のブレンド、どうすんのー
[emoji:e-254] そうねぇ~。あっ、すいません、ビンビールもう一本 お願いします。(やっぱり夏はビールやねェ)
[emoji:e-134] 6月の水無月ブレンドは評判もよかったし、JAZZ SWINGブレンドと、いい感じで来てるから、もう いっちょ気合い入ったのでいきたいしな。
[emoji:e-254] うんうん。あっ、すいません。えーっと、焼きナスと、イワシ天ぷらくださーい。
[emoji:e-134] おいおい!やる気あんの!!
[emoji:e-254] うんうん。グビッ…(あ~、おいしい!)
[emoji:e-134] んーっ!今日は会議終わり!飲もーっと!グビグビ …!!
[emoji:e-254] あっ、すいません。ビールもう一本ね!
(この日会議進展なし…)

会議 その2
第二会議室(自宅の居間)
[emoji:e-134] えーっ、ただ今から、来月に向けての販促会議を始め たいと思います。本日の議題は、ブレンド名について ですが、役員全員出席でしょうか。
[emoji:e-254] はーい!って、2人だけでしょう!訳のわからんこと 言ってないで、さっさとはじめるよ!
[emoji:e-134] 7月のブレンドの名前どうする?
[emoji:e-254] 「サマー・ブレンド」ってのはどう?
[emoji:e-134] ありふれてるなあ。
[emoji:e-254] じゃあ、「文月ブレンド」は?
[emoji:e-134] 6月に「水無月ブレンド」をしたから同じようでおも しろない。
[emoji:e-254] (ややムッとする)反対するんやったら何かいい案出 して!
[emoji:e-134] (ヤバイ気配を感じる)「夏休みブレンド」なんてどうかなぁ。
[emoji:e-254] 7月20日からしか出されへん!
[emoji:e-134] (そんなことは無いと思うけど、ま、ここは折れとこ)そうか。何か夏らしい名前ないかな。夏といえば…海、山、花火、すいか、かもめ、めだか…
[emoji:e-254] しりとりしてる場合かって!そやけど「すいか」って 何かかわいい!どう、「すいかブレンド」?(しょうもな!って言われるかな)
[emoji:e-134] 「すいか」?何やそれ!
[emoji:e-254] (そらきた)
[emoji:e-134] でもおもしろいかも。
[emoji:e-254] (よしよし)
[emoji:e-134] 普通の濃さの豆に深煎りの豆をミックスしたら、すいかの種みたい…。これはいけるデ!
[emoji:e-254] でも、粉にして持って帰るお客様には全然わからへんけどね。
[emoji:e-134][emoji:e-254] んー。
[emoji:e-134][emoji:e-254] まぁ、ええかぁー!!

会議 その3
第三会議室(店のレジ周辺)
[emoji:e-134] 「すいかブレンド」はグッドな名前なんやけど、柔らか味が続いてたから、何かこう、グッとくるもんが欲しいね。
[emoji:e-254] 「焼きすいかブレンド」ってのは?
[emoji:e-134] 焼きすいかなんか、あるか!?
[emoji:e-254] イメージ、イメージ!
[emoji:e-134] 焼く→苦い→黒い、おっ、「黒すいかブレンド」!!
[emoji:e-254] 柔らか味の「白すいか」とほろ苦味の「黒すいか」の 二本立て!
[emoji:e-134] いいねぇ~。あっ、いらしゃいませ~!!
[emoji:e-254] 「白すいか」「黒すいか」…………
[emoji:e-134] あの、仕事してくれる?

期間限定のブレンドを作る場合は、名前が先に決まる場合と、味が先に決まる場合があります。また、ブレンドの試作も、どうしても閉店時間近くになることが多いのですが、すんなり決まる時と、なかなか決まらない時があります。決まらないと何杯でも飲むので、晩ご飯前はちょっとツライです。でも、ブレンドを作る作業はとても楽しくて、思わぬ発見があったりします。


どうです?作戦会議の様子、伝わりました?
さらに臨場感をあじわいたい方は、夜の作戦会議室にて
お待ちしております!

アンティークコーヒーミル その4

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今回も、プジョーのミルです。

この2つのモデルはともに1920年代のものです。
ともに良好な状態です。

左のミルはアーチ状の金具が特に目を引きます。
豆を入れるフタが両開きになっており、細部にわたり
丁寧な仕事ぶりが伺えます。

さて、向かって右のミルには大変興味深いことがあります。

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拡大してよく見てみますと、左隅の部分が欠けたため、木を
継いでいるのが見られます。
なにかの拍子にぶつけて木を割ってしまった。持ち主は、その
ままにしておくのは忍びなく、職人さんにたのんで、きちんと
修復したんですね。
この接木はとても上手に仕上げられています。
職人さんに頼むと、1日分の手間賃がいるので、相当物を大事
にする人でなければ、ここまで愛情をかけないでしょう。

実は、左のミルはパーツがひとつ不足していて、そのままでは
きちんとコーヒーが挽けない状態でした。
最初は、それでもいいかと思い、そのままにしていたのですが、
右のミルの接木を見て、正常な状態に戻そうと思い、不足して
いるパーツを専門の方にお願いして、作っていただきました。

小さなミルにも、さまざまなストーリーがあります。
いいものは永く引き継いでいきたいですね。

この年代のロゴマークも、40年代とはまたちがいます。
このロゴプレートだけでも売買されていますので、これだけ
で判断して購入されませんように!

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大事なお知らせです!

お知らせの前に…
羽賀さんのブログにマウンテンが載りました!
パチパチパチ!
ぜひ、見て下さい。
  http://kenjihaga.bilog.ne.jp/d2006-07-17.html

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では、ここから大事なお知らせです。

新企画“ウィークエンドカフェ”を開きます。
毎週土曜日の夜、7時から1時間。
マウンテンは“あなただけ”のカフェになります。

コーヒーを飲みながら、マウンテンがあなたの疑問に
お答えします。

コーヒー紅茶のいれかたがわからない…
   簡単のおいしく飲める方法をお教えします。
このいれかたで正しいの?…
   では実際にやってみてチェックしましょう。
おいしいカフェオレのつくりかたは?…
   いろんなメニューのつくりかたを伝授します。
コーヒーのことをもっと知りたい…
   ミニコーヒー教室をやりましょう。
自分好みの味を見つけたい…
   いろいろな味を一緒にテイスティングしてみましょう。
コーヒー豆を焙煎してみたい
   家庭用のほうろくで焼いてみましょう。
ミルで挽いてみたい…
   アンティークから現代物までお好きなミルでどうぞ。
カフェをやってみたい…
   おーっ!すばらしい!どんとまかせてください!
その他…

毎週一組だけのお客様をお迎えして開店いたします。
人数は2名様以上4名様まで。
ご希望日はあらかじめご予約ください。
なお、予約時にご希望の内容をご相談ください。

料金は、お一人様1,000円(税込)です。

ご連絡は、TEL&FAX 072-681-2351 マウンテンまで
ブログは確認が夜のため、受付致しかねますのでご了承ください。

第1回目は7月29日(土)です。

皆様のご利用を心よりお待ちしております。

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お世話になってます!

マウンテンはご存じのとおり、自家焙煎のコーヒー屋です。
奥にある焙煎室には、いろんな国から来たコーヒーの生豆が
麻袋や樽に入って出番を待っています。
生豆は薄緑色をしているのをご存じでしたか?
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コーヒー豆はそれぞれの産地から、船便で横浜と神戸港に
到着します。
税関を通過した後、各商社の倉庫に保管され、マウンテンから
注文の電話が入ると、運送会社がトラックに積んで店に
運んでくれます。

コーヒーの麻袋は60~70キロ、樽になると最大80キロ近く
になり、とても素人が持てるものではありません。

見て下さい、この強者たち。小柄な人は背中に背負って、大柄
な人は抱きかかえ、なかには片手で運ぶ人もいます。

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皆さんのおかげでマウンテンは今日も豆を焼くことができます。
たよりにしてます。そしてこれからもよろしく!

よーく考えよー、お金は大事だよー。アフラ…

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アフラックダックは、TVなんかでよくご存じでしょう。

店舗の火災保険でお世話になっている、近所の保険屋さん
から頂戴しました。

このアヒルはお腹を押すと、歌いだします。
「よく考えよう。お金は大事だよ。」
なまいきにも訓示を垂れだすのです。

いやー、ホンマですわ。お金は大事!
お客様からお金をいただく大事さは、商売していますと
身に沁みてわかります。沁みまくり。
無駄使いはだいぶ少なくなったと思います。

じゃぁ、お金貯まるだろうって?
いやいや、店への投資ですよ、投資!
マウンテン、少しづつですがグレードアップしております。
この夏のアイスコーヒーのパッケージなんかもその一環ですね。
次の手、もう進んでいますよ!

という訳で、アヒルちゃんの訓示を頭を垂れて聞くのが毎朝の
行事です。
明日もがんばるぞ!!

本物だーっ!

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今日、な、な、なんと、あの羽賀研二さんがマウンテンに
来られました!
なんで?
羽賀さんとマウンテンパパは同級生で…なわけないでしょ!

宝石デザイナーとして著名な羽賀さんが、マウンテンの近くにある
有限会社マートさんのお仕事で来阪され、マートの社長さんと共に
食後のコーヒーを飲みにいらっしゃったという訳です。

ちなみにマートさんとは、ネットショップ専門の宝石販売業で、
ショップオブザイヤーにも輝いた実績をお持ちの会社です。
   http://www.rakuten.ne.jp/gold/accessorymart/
   http://store.yahoo.co.jp/accessorymart/

さてさて、羽賀さん、男前です。背が高い。かっこいい。
顔が小さい。上の写真、顔の大きさは一緒(羽賀さんのほうが
小さい!)なのにこの身長差は何なんだ!
そして、とても気さくです。写真にも気軽に応じていただき、
カウンターの中にズイズイと入ってこられました。
マウンテンママはルンルン[emoji:v-238]です。

マイルド味がお好みの羽賀さんが飲まれたコーヒーは
すいかブレンドの白。
食後にピッタリでおいしいと褒めていただきました。
お帰りの時にまだ残っていたコーヒーを「ちょっと待ってね」
と言いながら全部飲んでくださいました。
さりげないけれど、すてきなマナーですね。

ドキドキ、ワクワクのびっくりした出来事でした。
羽賀さん、ご来店ありがとうございました。
羽賀さんのブログです。
    http://kenjihaga.bilog.ne.jp/

小野リサ

知りませんでした。
こんな心地よいボサノヴァが身近にあったとは…
反省します。食わず嫌いでした。

小野リサさん、いいですね。
98年のアルバムなんですが、今でも新しい。
装丁もきれいです。

よく思うんですけど、
クラシックのCDって、あまり売れないといわれますが、
だいたい、ジャケットからして面白くないのが多い。
ほとんど、演奏者の顔写真のワンパターン。
装丁の内容も変化が乏しい。
クラシック関係者よ、そりゃ売れないわ。
消費者の目はキビシイのだ!

この夏は、マウンテンのBGMに、またひとつ
楽しさが加わりました。

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      ボッサ・カリオカ/小野リサ

大人の修学旅行

2006年7月のマウンテン通信第40号が出来ました。
今回はお客様からの特別寄稿。初企画です。
パリでの楽しかった様子をちょっと教えていただきました。

          

画面をクリックすると拡大されますが、読みづらいと思います
ので、本文を写しておきます。パリ気分を味わってください。


      「憧れのパリジェンヌ」

友人と2人でパリに行ってきました。高槻を出発する前から
二人とも緊張して、飛行機に乗った瞬間どっと疲れが出て
しまいました。フランス語が心配だったのですが、パリに到着後、
空港で私達を待っていてくれたフランス人が、日本語で出迎えて
くれたのでホッとしました。
さあ、憧れのパリです。翌日からがんばって地下鉄に乗りました。
まずは凱旋門をめざします。シャンゼリゼ通りを歩き、途中
疲れたのでおしゃれなカフェで一休み。“しぼりたてのオレンジ
ジュース”ちょっと高かったけれどカッコイイギャルソンがいて
良かった!
やっとの思いで凱旋門に登り、パリのすばらしい景色に2人で
感動しました。来てよかったね!
オルセー美術館は以前駅だったことから、とても風情があり、
レトロな雰囲気がしました。有名な絵がいたる所にあり、
ちょっと買い物帰りに画廊へ寄るような気軽な感じで鑑賞できて
夢みたいです。
そうそう、パリのコーヒーは、街のカフェではデミタスで出てく
るエスプレッソ(ブラックで飲んでみたけど苦かった!あれは
お砂糖をたっぷり入れて飲むものなんですね)、ミルクたっぷり
のオーレ(パリではカフェ・クレームと言います)、ホテルでは
マシンで入れられた泡立ちコーヒー。それぞれおいしくいただき
ました。
パリは感じの悪い人が多いと思っていたけれど、2人で道が
わからず困っていたら、若い女性が親切に声を掛けてくれて
とてもうれしかったです。
2人でボンジュール、メルシーを連発し、パリジェンヌになって
帰りました。
                          Y・M

どうです、楽しそうでしょう?
やっぱり旅行はいいですよね。

ピッカピカ!

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この前の日曜日、床のワックス清掃の日でした。

オープンしたころは、大晦日の夜に自分たちでやってました。
これがもう、たいへん。普段なれない作業なので、立ちくらみ
はするは、筋肉痛になるは、ムラはできるは…ワックス掛けは
ユーウツでした。

3年前のことです。「お客様は、店のどこを見ているか」と
いう内容の本を読んでいまして、人は目線より上は見ない、
下を見ている。だから、お店は天井をきれいにするのでなく、
床を磨きなさい。床は大事だよ、あなたの店の床はきれいですか?
とあったんですね。
床が汚いと人は潜在意識の中に不快感を持つということでした。
ちょっと冷や汗がでました。
床…手を抜いてるじゃないの。

餅は餅屋だ!専門家にお願いすることに決めました。

さすがにプロ。ご覧のとおり。仕上げはピッカピカ。
しかも業務用ワックスは長持ち。お金を払う価値は十分
あります。

ふつう、うちのような店ですと、年1回か2回の店がほとんど
だそうです。でも、きれいなほうが気持ちいいもんね。
マウンテンは年3回お願いしています。

こんどお店に来られたら、ぜひ見て下さい。
入り口からトイレの奥までピッカピカ!自慢の床です。

うまいもんはうまい!

今日はごちそう。焼肉だ!

焼肉のスタートは、やはり塩タンでしょう。

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ここの塩タンは、相当にうまい。
まず、ぶ厚い。もちろん、冷凍ではありません。
なので、焼き縮みなんかしません。うれしいね。
さっと焼いてレモンをひと絞り。たまりません。

ビールをグビッ!
後は、おなかが一杯になるまで食べるぞ!



お気に入りは、脂の味がおいしいバラ、食べ応えのあるハラミ、
コリコリの上ミノ。
ツラとハートもいけます。

味のないお肉が氾濫しているなか、それぞれの部位の味が
ちゃんとします。さすが質にこだわった専門店。
一度、イギリス人と行ったことがありますが、感動してました。
日本の牛はウマイんだぞ!

お肉もいっぱい食べました。
シメは、ユッケご飯。

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この店のお母さんが教えてくれた食べ方で、あつあつご飯のうえに
ユッケをのせながら食べます。これがおいしい!
焼肉でおなかがいっぱいでも食べられます。

最後にお茶を出してくれます。この急須がなんともレトロ。

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懐かしいアルマイト製。小さいくせにちゃんとヤカンの形をして
います。カワイイ。
たぶん、かなり昔のものと思いますが、丁寧につくられていて、
湯切れも良く、とても立派な道具です。
さすがだ、メードインジャパン。

このお店は、曲がったことは大嫌い、頑固で味にウルサイ
お父さんと、働き者のお母さんが30年前にはじめられたそうです。
専門店として、味を追求されたからこそ今があると思います。
30年…7年のマウンテンにとっては、大先輩です。
見習うことの多いお店です。