CittY的 水中生活日記 -5ページ目

明けまして2015年!のご挨拶。

実に半年振り(!)にブログを書きます。

超絶お久しぶりになってしまいました。。どぅもグミです。




遅ればせながら、、明けましておめでとうございます!

2015年、始まりましたね。

みなさんの元旦は、どんなスタートでしたか?毎年晴れてるイメージの元旦も、今年は雪がちらついていましたね。

毎年なんとなく誰かしら揃わないグミ家も、今年は久しぶりに家族団らんでお参りをして、毎年引くおみくじは去年と同じ中吉で

初夢では、飛行機でいろんな国を飛び回りながら、『あれ、日本に電話するときって、頭に何番つけるんだっけ?』なんてことを考えたり

そんなわたしのお正月でした。

CittYの2015年も、1月からライブ三昧で

2月はマスダ社長商売繁盛楽団と2マン、3月は岸田さんの地元である香川高松にてSANUKI ROCK COLOSSEUMに出演予定と

とても好調なスタートを切っています。

今年は大事な一年になる。大事じゃない一年なんて絶対無いんだけれど、一日一日をより噛み締めて、人との出会いを大切にしたいと思います。

そして去年行けなかった地方にも、今年は足を運んでライブ出来たらいいなぁ。

2015年も、どうぞよろしくお願いしますキラキラ




ということで次のライブはこちら!

チューリップ黄2015/1/26(月)代官山 晴れたら空に豆まいてチューリップ赤

"晴れたお空と花畑"

開場:18時30分 開演:19時00分
前売り:2500円 / 当日:2800円(+1Drink)
共演:うたたね  and more...

★CittYは21:15頃~出演予定




マスダ社長との2マンはこちら!たのしみー*

女の子2015/2/11(水・祝)東新宿 真昼の月 夜の太陽男の子

"CittY×マスダ社長商売繁盛楽団"

開場:18時30分 開演:19時00分
前売り/当日:3000円(+1Drink)
共演:マスダ社長商売繁盛楽団



どちらもお見逃し無く!






みなさんの2015年が、健康で幸せなものとなりますよーに!

(そしてCittY三昧になりますように。。。ボソ)





グミネコ鏡餅キラキラ

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短期集中連載「流線形'14セルフライナーノーツ 完全版⑥ ~ユニバース 編~」

こんにちは、こいしです。

2015年、始まっちゃいましたね。みなさん、明けましておめでとうございます。




昨年発売した「流線形'14」は関係者各位のおかげもあって、CittYがあの時点でやれる音楽を最大限に表現できたと思っています。

もちろんメンバーもみんな、音源を生み出すにあたって、楽しくも色んな意味で「産みの苦しみ」みたいなものと戦いながら、あーでもないこーでもないとやってきたので、最終的に形になったときの喜び、達成感はとても大きなものとなりました。

また、全国流通となったことによって、ほんとに全国の人々にちょっとずつ僕らの音楽が届いているのを実感できました。これはすごく大きな体験でした。
「個人的には、今年買ったCDの中でベスト10の中に入っています」みたいな意見を頂くと、大げさかも知れないですが、僕のあこがれのミュージシャンたちとある意味同じ土俵で活動しているんだなあ、と身の引き締まる思いです。聴いてくれた皆さん、本当にありがとうございます。



以前にもお伝えしましたが、CittYは現在、新しい音源の発売に向けてまた、「産みの苦しみ」と戦っています(笑)
でも、その先には僕ら自身の喜び、CDを手にしてくれた誰かの喜びが待っていると信じています。
そんな事を考えながら、2015年のスタートを切りました。


さて、短期集中連載「流線形'14セルフライナーノーツ 完全版」も、最後の一曲になりました。
アルバム発売から約半年、もはや短期集中連載とは呼べませんが(苦笑)、最終回、M-6「ユニバース」をお送りします。



・・・・・・・・・・・・・・・・


■ユニバース
作詞/作曲:岸田小石



暇さえあれば戦争を始める 大人にはうんざりだよ
僕のチョコレイトをあげるからさ ほら 仲直りをしなよ

頭の上の 金魚鉢の銀河に 星が流れた
願いをかけるよ はるか遠くの未来だけを見つめてた

チャイムが鳴り響く 放課後追い越して
二段飛ばしで 駆けあがったら
手が届く空 せり上がってくユニバース

消えそうな三日月を ポケットに隠したら
風の無い空 音の無い雨 短い旅に出かけよう


笑い声さえも 鼻につくんだ 何がそんな楽しいのやら
ゆるめのメンテナンス 小さな問題には 目をつぶって過ごした  

カップの中のコーヒーの海に 身を投げる勇気など無い
願いはどこかの 神様にきっと 届くような気がしていた
 
暗闇の世界を 青で塗りつぶした
時間切れでも 走り抜けて
振り返れば ほら 瞬くのさユニバース

二十世紀が遺した 罪と罰のダイアリー  
震える惑星 枯れた花も ありったけの愛で包むよ


ユニバース 昨日の雨は 誰かしらの涙で
今日も雲行きが怪しくなってきたけど

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僕は気持ちが弱ってくると、宇宙的な思考に走り始める傾向がありまして、「流線形'14」に宇宙的な歌詞が多いところから察するに、今回のアルバムを作ってた時期って、僕、けっこう弱ってたんですよね、きっと(笑)

すごいベタで恥ずかしいですが、落ち込んでいるときに田舎の綺麗な星空とかを見ると、「僕の悩みなんて、この広い宇宙と比べるとちっぽけなもんだよなあ」と思ったりするのと同じような感覚かも知れません(赤面)


もちろん、色んなメンタルを全て創作に転化していくのがミュージシャンの使命だと思っていますし、常にフラットな気持ちだと少なくとも僕は音楽を作れないと思っています。
この曲の歌詞もある意味愚痴っぽーい内容になっていますが、今になって見てみると色々と思い出す節があって、過去の日記を読んでいるような感じで面白いですね(笑)



歌詞の内容としては、
具体的なストーリーと言うよりかは、頭に浮かんだイメージを繋ぎ合わせたような感じで、


「イケてない現在の世界」と「子供の頃に描いた未来」

「何気ない日々の営み」と「宇宙から見た、地球が歩んできた(またはこれから歩んでいく)ストーリー」

みたいなものを行き来しながら、対比しながら、縦横無尽に進んでいくお話です。

うーん、、、すごく説明するのが難しいので、主には聴いてくれた皆さんのイメージに委ねつつ、この曲が出来るにあたっての、ひとつのバックボーン的な部分を書きたいと思います。



子供の頃は、大人ってみんなすごーくしっかりしているような気がしていました。

でも実際自分が大人になっていくに連れ、周りを見てみると、けっこうそこいら中にポンコツな大人が溢れていて、いつしか「なんか様子がおかしいぞーこれは」などと思うようになりました。
というよりか、一見ちゃんとした大人であっても、みんなけっこうギリギリでなんとか踏ん張っている。そんなことがわかり始めたマイレボリューションです。



例えば電車の中で大声でケンカをしている酔っ払いだったり、大きな犯罪を犯すようなイケてない大人というのは、ごくごく稀に発生する欠陥品ぐらいにしか考えていなかったんです。子供の頃には。
でも、実は誰しも心の中には色んなポンコツを抱えていて、ちょっと気持ちのタガみたいなものが外れると、イケてない行動や言動がポロリしてしまうような事があるんじゃないかと思っています。まさに紙一重というかね。



まあそもそも、子供の頃は、子供と大人はまるで別の生き物ぐらいに思っていましたが、大人なんて子供の延長線上にある存在なので、いつまでも変わらない、ある意味危うい部分があるからこそ人生のファンタジーは続いていくような気がします。

大人になっても色んな事に夢中になったり、死ぬほど笑ったり、めちゃくちゃ動揺したり、悲しくて号泣したり、、、けっこう子供の頃と変わらないですよね。

そんな感じで、自分が子供時代に心に描いていた「大人」もしくは「大人になった自分」に対してがっかりする部分もありつつ、逆にそれが世の常だと受け入れつつ、できれば子供の頃の自分に胸を張って「20年後の俺はある意味イケてるから安心しろ!ビシッ!」と言えるような生き方を目指したいです。


、、、みたいな事を考えつつ、この曲が出来ました。




また、サウンド面についてですが、CittYには珍しいBPM速めのロッキンな8ビートです。
この曲の主人公が時空を超えて駆け回っているような映像をイメージしつつ、とにかく疾走感とキラキラ感をコンセプトにアレンジしてみました。

歌も、各楽器のアレンジも、ピコピコしたアルペジエイター的なシンセも、全てそのコンセプトに向かって、うまく集約されたんじゃないかと思っています。

実際僕はここまで本気で打ち込み作業をやるのが実際初めてでしたし、シンセとかシンセベースとかの音色ひとつ決めるのにもすんごく苦労しました。生音と打ち込み音の混ざり感とか。でも色々勉強になったし、楽しかったー。

このあたりに関しては、エンジニアの宮崎さんも色々とアドバイスをくれたり、大技を駆使してくれまして(ほんとにアルバムを通して色々と無茶を聞いていただきました、、、)、CittYの新しい一面を体現する事ができました。



この曲はライブでもたまにやっていますが、2015年もちょくちょく登場するかと思います。
ありがたいことに、この曲かなりリクエストが多いですし。


以上、「ユニバース」でした。




そして、お送りしてまいりました「セルフライナーノーツ完全版」、これにて完結です。
また、次の音源でお会いしましょう!ありがとうございました!

短期集中連載「流線形’14 セルフライナーノーツ 完全版⑤ ~リトルワールド 編~」

とある繁華街を歩いていた僕は、ふと、目の前を歩くひとりの女性に目を奪われた。



上品なダークブラウンの毛皮のコート。


きらびやかなショッキングピンクのシルクハット。


カモシカのような脚。


ヘラジカのようなツノ。










!!!!????




















・・・ヘラジカのようなツノ???














ハッ!













そこで僕は気づいた。
その日はリア充たちの祭典、ハロウィンだったのだ、、、


目の前の女性はアニメ「ワンピース」の登場人物、チョッパーのコスプレをした女性であった。


気が付くと周囲はコスプレの若者たちが街を埋め尽くしているではないか。
まるで、普通の格好をしている僕を「空気が読めないサブいやつ」とあざ笑うかのように、、、


僕は急ぎ足で駅へと向かい電車に乗ったが、車内も既にリア充ウィルスに犯され、ゾンビ化した(ゾンビのメイクをした)若者たちに占拠されている、、、

なるべくウィルスを吸いこまないようにハンカチを口に当て、死に物狂いで地元の駅にたどり着いた。


・・・どうやら地元の街にはウィルスは広がっていないようだ、、、



と、油断したのも束の間、



目の前に止まったタクシーから「機関銃を背負い体中に弾帯を巻きつけた、傷だらけのシガニー・ウィーバー」(のコスプレの女性)が支払いを済ませて降りてきた。

僕と目が合うと、完全に「見てんじゃねえよテメー」の顔でこっちを見てきた。
撃たれるかと思った。


ていうか、ハロウィンでコスプレしたときって、一人で帰るとき大変だよね。着替えとメイク落としは持っていかないとね。それが言いたかっただけでした。





改めましてこんにちは。非リア充のこいしです。

「セルフライナーノーツ 完全版」第五回、M-5「リトルワールド」をお送りします。


・・・・・・・・・・・・・・・・

■リトルワールド
作詞/作曲:岸田小石
  
綺麗な花が咲いたのに 待ちわびた夜明けが来たのに
何故か腹ペコなんだ そう いつでも

怖い夢で目が覚めた 泥沼に足を取られて
周りの人は誰もが 気付かないフリをしていたよ

宇宙の闇に 飾りをつけたら
今では それなりに
キラキラ 輝いてるけれど

サヨナラ 遠くの空に 消え去ってく夏の背中
もうずっと前に見失ったけど 手を振ってた

こぼれ落ちていった涙は 果てしない海のどこかに
迷い込んで いつかまた 出会う日が来るのかもね 


魔法の言葉で 君の悲しみを消し去ってしまおう
今は 子供みたいに ただ 笑ってよ 

ボサボサ髪のロックスター 白黒のポスターの中で
歌とギターと愛で この世界に色をつけるよ

強い雨で 消えた宝物
二度とはこの手には戻らない 
それは知ってるけれど

いつのまにか僕らは あてどもない旅の途中
小さな鼻歌 風に乗って 知らない街へと 

降り注いだ朝の光 ルミナスブルーのセスナが
テイクオフ!
ためらいがちに空へと駆けて行った


これは小さな世界 僕の手の中 
握りつぶしてしまわぬように 抱き寄せた

・・・・・・・・・・・・・・・・




この曲は、夏が去っていくときの切なさに紛れて芽生えた、ややこしーい考えから生まれた曲です。



世界は広いのか、狭いのか?


人生は長いのか、短いのか?


そもそも、人生とは、世界とは一体なんなのか?



みたいな話はきっと遠い昔から色んな人によって議論されてきた事ですが、そんなもんは人それぞれの考え方次第なので、答えなんてきっとありませんよね。

「リトルワールド」という曲名は、そのまんま「小さな世界」という意味で、本当はニュアンス的に「own little world」(「自分の中の小さな世界」)という曲名にしたかったのですが、語呂が悪いと思ったのでこの曲名にしました。

現実世界で起こっている物事の全ては、人それぞれが自分の脳内のフィルターを通して見ている世界なので、ある意味では誰もが「自分の中の小さな世界」で生きているという、ひとつの考え方を曲にしたわけですね。

例えば、「何を見て美しいと思うか?」というのは人それぞれで、例えば僕は海が大好きですが、恋人を海に連れて行って海の綺麗な景色を見せたところで、彼女は単に「大量の塩水だなあ」と思うだけなのかも知れません。つまり、同じ景色でも、人によって全く違う見え方をしているはずなんです。


また、全然角度の違う話ですが、

例えば過去に死んでしまった飼いネコには現実世界では二度と会えないですが、自分の脳内ではその姿や声を思い出してネコを蘇らせ、なごんだりできますし、

例えば過去に犯した失敗を、自分の脳内で一旦無かった事にして、「あの失敗が無かったらその後こうなっていた」みたいな妄想だけはする事ができますし、

まあ、ある意味では「自分の中の小さな世界」の中でだけでは自由自在に振る舞えるわけですね。


・・・とはいえ、現実的には、過去に失ったものは取り戻せないですし、過去の失敗も無かったことにはできませんし、人は他人にとっての「自分の中の小さな世界」との兼ね合いの中で生きているので、自由自在になんか振舞う事はできないですよね、、、


もちろんこの詞の中でも何かの答えにはたどり着いておらず、僕の中の終わらない禅問答みたいなものがそのまま歌詞になっています。
今のところ、ごくごく当たり前の事を難しーく言ってるだけですし、この文章を書いてても更に良く分からなくなっているという有り様です(苦笑)。


そういえば、僕の大好きな藤子・F・不二雄先生の短編漫画にしばしば、主人公が神様になったり、地球の創造主になったり、思ったことが全て現実になるといったようなストーリー(もちろん、だいたいはモヤモヤしたオチに着地する)が登場しまして、そのあたりからもインスパイアされているかも知れません。


ちなみに、ほんとは個人的にはあんまり説教臭い歌詞って好きじゃないんです。言い訳っぽいですが、「僕も良く分からないのでみんなで一緒に考えてちょ」みたいな感じというか、それでいて、「なんとかポジティブな答えを導いて行きましょうね」みたいな感じですかね。



と、詞のテーマがやや重たいので、逆にメロディとアレンジは優しさ重視で作りました。カーペンターズの「Yesterday Once More」、ユーミンの「守ってあげたい」、竹内まりやさんの「元気を出して」あたりのイメージで、とにかく優しいほうへ優しいほうへと意識しながら作り進めて行ったんですが、いかかでしょうか? 

実は流線形'14の中でも、恐らく一番メロディラインを作るのに時間を要した曲でして、サビの分かりやすいメロディに着地させる為のAメロBメロの流れがなかなかしっくりこなかったんですね。苦労した分、本人的にはかなり納得の仕上がりにはなっています。
アルバムの他の曲と比べるとパッと聴きの派手さは無いかも知れませんが、この曲がすごく好きだという感想も頂いたりしていて、それはそれで嬉しく思っています。ライブでもまたやりたいですね。


そんな感じで、以上、「リトルワールド」でした。