SUS系IRONと言うと、大きく分けて2タイプ
SUS鋳造とSUS本体+マレージングフェイス
まずはSUS鋳造
大きく変わったのが、重心距離がまた長い方向へ戻ったこと
重心距離が1.4㎜も長くなった…
最大44.4㎜で、最短でも39.2㎜
W1も重心距離が長くなり、重心角が大きくなっているので
製法的にも低コストで ※メーカーが一番利益をとれる
とにかくやさしい大きなIRONが多い
SUS本体+マレージングフェイス
重心距離はほぼかわらずで、
重心角は0.8度小さい方向に
飛び系意識の中で、重心角の大き過ぎることを、緩和した方向性
構造そのままの影響で、
重心距離が長く、重心が深く、結果重心角が大きい
この構造は、本体がSUS鋳造で作ることで剛性が高まり
フェイス材を高強度マレージングフェイスにすることにより
板厚を薄くでき、フェイスを撓ませて、
高反発効果を出せるIRONとなります。
構造上、重心も深くなるので、重心角も大きくなり
やさいく飛ばせるIRONと言えます。
※軟鉄本体にマレージングフェイスのIRONは、軟鉄は剛性が低いので高反発効果は出にくい
ここで個人的に気になるのは
フェイス材をマレージング鋼と謳っているメーカーが
多いということです。
鋼はハガネなので、
実際にはメッキやIPなどの処理を行わないと錆びてしまいます。
まず、メッキやIPなどの処理を行っていないのは、
マレージングステンレスフェイスで鋼ではないと思って間違いないと思います。
実際、普通のSUS素材より、マレージングSUSは高強度ですが
本物のマレージング鋼とマレージングSUSを比べると、
鋼の方が、1.3倍位強度がさらに高くなります。
本当に飛ばしたいなら、
マレージング鋼フェイスのIRONをお勧めします。
MAJESTYアイアンが本当のマレージング鋼になります。
最後に、1年おきの傾向ではありますが、
重心距離が短めになっているところ
やはり40㎜OVERではあまりにも操作性が無いので
より軟鉄に近づける方向は非常にGoodだと思います。
もちろん長いものから、短いものまで、設計自由度を駆使して
軟鉄ユーザーにも対応できる、
そんな飛び系IRONに期待したいですね!
来季は、地クラブ系メーカーも、その方向に移行する気がします。
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