2021~2024年でDATAのあるモデルで分析しての総括となります。
分析の基準は、W1・UT・IRONの性能設計の平均値に対して
UTが理想的な性能設計かどうかの評価となりましたが
番手別平均 |
重心距離 |
重心角 |
スピン± |
W1 |
37.9㎜ |
25.1度 |
287rpm |
FW |
32.0㎜ |
21.9度 |
6rpm |
UT |
35.3㎜ |
17.7度 |
-65rpm |
IRON(軟鉄) |
36.9㎜ |
11.6度 |
-282rpm |
前年と比較すると、大幅に変わったのがW1で
重心距離が2.5㎜位短くなった
それ以外は、ほぼ同じ感じでFWとUTは少し短め寄りへ
セット全体の理想のスペックを考えると
W1・FW・UT・IRONの流れの中で
ヘッド(フェイス)の長さは、だんだん短く(小さく)
ヘッドの幅(フェイスからの奥行)は、
厚みがだんだん薄くなっていくので
必然的に、
重心距離は短く、
※ヘッドの大きさに比例して
重心角は小さくなっていく
※重心が浅くなるのに比例して
以上の前提条件でUTを分析すると、
FWに比べてUTは、設計重度が高いため
上記平均値は、35.3㎜/17.7度となっているが
実際には幅広い設計のモデルが存在しています。
重心距離は、最長が41.9㎜、最短が30.0㎜と幅広く
重心角は、最大が26.6度、最小が11.1度と幅広い状況
スピンに関しても、
最大が95rpm、
最小が-314rpmと物凄い差が…
以上から考えられることとしては
自分にマッチしたものを見つけるのが難しいと言う事
今期モデルを診ると
重心距離の幅は広いけど
平均値は35.3㎜と短い方向で、IRONとはアンマッチの方向性
実際には長い物も有るが、相対的に極端に短い物が多いのが現状
※全体総数の44%が35㎜以下
FW同様に
性能設計を入れ込んだCAD設計を行っていないのが
現状だと思われます。
IRONとのマッチングだけ考えれば
平均値は37㎜前後が理想ではあります。
ただ、FWの進化が考えられない(Ti化が難しい)ので
どっちつかずになっているもの事実かと…
ただよくよく考えれば
IRONは構造により、重心距離の長いモデルが市場では多いです
それを考えると、UTの幅広設計も納得かと…
したがって選ぶのが難しいのがUTという事ですね
フィッティングの理想から言えば
FWとIRONを違和感なくつなぐのがUTの肝ですが
現状から考えると
IRONとのつながりを重視するのか
FWとのつながりを重視するのか
お助けクラブとしての役割で個別に考えるのか
目的にマッチした性能設計のヘッドを選ぶことが重要と思います
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