2023年IRONの評価7番 軟鉄系に関して | もっちゃんのゴルフ(ギア)の真髄

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軟鉄って、一般的にどのような認識なのでしょうか!?

 

素材? 25Cとか20Cとか、クロモリとか、フェイス材だとバネ鋼とか

製法のイメージは、鍛造を思い浮かべる方が多いのではと…

それ以外に、鋳造も有りますし、本体鍛造+フェイス溶接タイプも…

 

軟鉄=ロフト・ライ調整が可能と認識している方も多いのではと

※実際にはSUSでも、同じ位の調整は出来なくないのが事実ですが…

 

構造では全体鍛造だけでなく

ネックから、フェイス以外の本体を鍛造し、フェイスを後から溶接するタイプも有ります。

その時のフェイス材は、バネ鋼系が多く、少し強度が強いので、板厚を薄くできます。

最近では、マレージングSUS系の高強度材を使用しているものも多くなってきています。

この構造は板厚が薄くできるので、重心を深くなり、スイートエリアの拡大などの効果大

いわゆる飛び系のIRONになります。※ただ本体が軟鉄だと剛性が弱く、高反発効果は薄い

 

軟鉄鍛造と、フェイス溶接の違いは?

キャビティ側のデザインを見ると、ほぼ予測できると思います。

ポイントは、キャビティの周辺に指を入れて、ぐるーっと1周して引っかかり(逆アンダー)が有れば

基本フェイス溶接の構造になります。いわゆるポケットキャビティになります。

 

キャビティ―内のソール上部分を、NC加工でアンダーが施されているものもあります。

これは、鍛造からのNC加工となり、ロフトが寝ている番手は基本加工ができなくなります。

また超マニアックになりますが、鋳造だとキャビティ内のアンダー部分はデザイン的に可能ではあります。最近、鋳造軟鉄も増えてきているので、NC加工でアンダーを作るより、簡単かと

それでは本題の軟鉄系の分析の深堀を…

 

※基本鍛造になりますが、鋳造、クロモリ、フェイス材バネ鋼など含む

W1の重心距離が長くなる傾向に追随してか!?

軟鉄IRONですら、W1の大型化の影響から

重心距離がだんだん長く(2019年~)なってきました

その傾向の牽引としては、やさしい軟鉄系が増えてきたこと

重心距離40㎜以上のヘッドが、約2割の9モデルも存在

特に所謂大手メーカーにその傾向が強い

 

そんな中、軟鉄本体+マレージングフェイスの新軟鉄系IRON

どんどん重心距離を短い方向にシフトの流れから、

ついには平均値が鍛造IRONより短くなった本年度

 

軟鉄本体+マレージングフェイス編 ※本体軟鉄で、フェイスが高強度マレージング系

元々先駆モデルは、XXIOフォージドではないかと

実際には、プロも使用してきているのが現状

 

総括

W1の重心距離が長くなる傾向は判らなくはないが、

反面今期は短いモデルも増えている実情

こと軟鉄IRONに関しては、

平均値が37㎜をOVERするのは安直だと思いますね
 

特にFWが大型化しないだけに、

よりFWだけ特殊になってしまうので…
 

軟鉄鍛造の理想としては、センターは35.5㎜前後かと思います。

その中で、33㎜前後~39㎜前後の中で、

充実していると良いのですが…
 

 

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