私だけの言葉を紡ぐ方法 | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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お金のこと 仕事のこと 暮らしのこと
豊かに幸せに 最高の人生を創りましょ


体は食べ物でつくられる
心は聞いた言葉で作られる
未来は話した言葉で作られる

こんな名言を聞いたことがあります


つまり、心も未来も「言葉」で創られるのです

だからこそ 自分の心なのだから 自分の人生なのだから 
「自分の言葉」を持つ人でありたい。

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そもそもコーチングのトレーナーをしていた昔

「ねえ コーチってさ、どうして『気付いた』を『気付きがあった』とか
『学んだ』を『学びがあった』って言いたがるわけ?普通に言えないの?」

と知人に言われて苦笑したことがありまする


「愛され妻」
「ワクワク」
「ごきげんさま」
「顔晴る(がんばる)」


なんてキャッチーな言い回しだったり インパクトがあるかっこいい(?)言葉は みんなマネしたがるものですし

いろんな人がマネをし、広がってこうやって業界用語(その業界の人しか使わない言葉)が生まれたりするのだし。


ただそれが 単なる言葉遊びになったり 
はやりの言葉を使うことでそれがステイタスになったり
まるで最先端のことをわかったつもりになって気持ちよくなっていたりするだけかもしれませんが

でも最初は それでもいいかもしれません。

だって 私だって文章力を身に着ける最初は まねっこでしたもの。

私の場合、朝日新聞の「天声人語」を毎日書き写して 限られた文字数の中で理論展開していく感覚を体で覚えるところから始まりました。

今だってそのやり方は王道で「天声人語書き写しノート」なるものまで売ってたりする

天声人語書き写しノート/朝日新聞社

¥216
Amazon.co.jp

「伝える道具としての言葉を どう使いこなすか」
「うまく伝えられるか」

このスランプは 何度か経験しています。

部下をもつようになって 立場からしかものが言えなくなってしまった時も苦しかったし


ICF(国際コーチ連盟)がコーチのあるべき姿として「コア・コンピテンシー」を発表した時には業界全体が「コーチとして適切かどうか」とお互いの在り方を見張り合う風潮ができたときにも ものすごく苦しかった。

言えないことが多すぎて ヘタなことは言えなくなったし
伝えるべきことは 伝えたくないことで

そのうち 自分が何を言いたい人だったのかが 全く分からなくなってしまったスランプ。


それは自分を取り戻すことで超えられたことだったけれど。


一番長引いて苦しんだ大スランプは 昨年のこと。

ブログが安定して 数千アクセスを叩き出すようになって

つまり 発信力がついて いろんな人が見てくれるブログになったころ。


同時に いろんな人に ブログをパクられるようになりました。


言い回しも 文章の構成も まるっきりコピー。
提供しているサービスの商品名まで ほぼ同じ。

自分の言いたいことが うまく言葉にならなくて うんうんうなりながら 何度も書いては消して また書いた文章が あっさりとマネされて。


その言葉を産みだすまでに 私がどのくらい資料を集め勉強して 深堀りして 時間とお金をかけて 労力をかけてきたのか、そういうところは完全無視。


「ランチしようよ」と誘われて のこのこ出かけて行ったら 私が話したことが そのまんまその人オリジナルの意見として発信されていた時には さすがに頭にきて抗議したら

「インスピレーションをもらっただけ。自分も前からそういう考えは持っていた」と逆ギレされたのでした。


中には丁寧な方もいて わざわざ「このフレーズ 使わせてもらってもいい?」と確認を取ってくれる方もいました。

でも、私は笑って「どうぞ」と言えなくなっていたのです。


もう、何も言いたくない。何も書きたくない。


苦労して産みだしたのに いいように使われてマネされるから。
一生懸命伝えたかった気持ちを無残にふみにじられるから。


おいしいところだけ奪われた気がして ちょっと今までとは違う形での「書けない・言えない」スランプ。


確かに 私だって文章力を身に着ける最初は まねっこでしたもの。

でも、マネされるようになって まさかこんな気持ちに直面するとは思いませんでした。


伝えたいことはあふれてくるのに 一般論や あたりさわりのないことだけを発信していることが続いてくすぶっていた

そんな   ちょうど去年の今頃 この本が友人を通じて私の手元に来ました

「自分の言葉」をもつ人になる/吉元由美

¥1,512
Amazon.co.jp

読み返すたびに カチコチに縮こまっていた心がゆっくり息を吹き返して するするとほどけていくのを感じました。

何度も読み込んで  ほとんど内容を覚えてしまって、ついには本の中のワークも取り組みました。


「伝えたいことはあふれてくる」 その あふれてくる出所は 私の感性、心の深い深いところから。

その深い淵(ふち)には  本当にたくさんの「わたし」という名の光が出番を待っていたのでした。


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この本のワーク全てに取り組んで
言葉は「伝えるための道具」ではなくなりました。
言葉は感性。そして 感性とは私そのもの。


全く同じ言葉を使っても きっと伝わるものは違う。
だって、私と違う人なのだから。



けっきょく「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」のだと 
言い尽くされていた言葉の意味を体全体で理解することができたのでした。

この本の帯にはこんなことが書いてあります
「30年間で約1000曲の詞を手掛けてきた作詞家が初めて明かす、
あなただけの言葉を紡ぐ方法。



そして私は発行しているメールマガジンには こんな一文を入れるようになります。
メルマガの転送・転載はご自由にどうぞ。
私の許可や承諾は不要です。
まるで自分の発言かのように言っちゃってもOKです。
ようはこの考え方が広まれば嬉しいなぁと想っているのです。

広告を一切しないで1500人以上読者の方に読まれているのは
皆様の口コミのお陰です。
広めていただいたことに感謝します。
ご愛読本当にありがとうございます。

今も何かを伝えるたびに
好きなようにパクってくださいと公言しています。


それは私自身も自由にしました。

水を得た魚のように 自分の内側からあふれてきた言葉を自由に伝えるようになり


「向き合う」「背中を押す」「ワクワク」「シェアする」そういったありふれた言葉を使わずに 自分の言葉で表現できているのはこの本のおかげでもあるんですよ

中には「君塚語録」なんてメモを作ってくれる人まで現れるようになり。


そして本の中の「一番感謝したくない人に手紙を書く」ワークから生まれたシリーズ記事「愛されたい妻 やめました」には毎日4万アクセスが一週間以上続きました。


一気にブログの読者様もメールマガジンの登録も増え、友達もたくさんできたのでした。


本も ブログに何を書いていいのかわからないと悩んでいた友人にプレゼントして すっかり忘れていたころ


尊敬してやまない ひきたよしあき氏が 日経ウーマンオンラインでこの本を紹介していたのです。

この記事の中で 

作文技術の向上や論路構築のためのノウハウ本は、世の中にごまんとあります。
しかし、「言葉の感性」を磨く方法が書かれた本は果たしてどれほどあるのでしょうか。少なくとも私は、この本をおいて一冊も知りません


とありますが、私も言葉の感性を磨く本はこの本しか知りません(笑)


ビジネス・ライティングコース受講生さんには この本を送り付けて読み込むのを宿題にしているくらいの必読書です。


だって
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なんだもん


日経ウーマンオンラインの影響力はすさまじく、長く品切れが続いていますが、あきらめずに注文して読んでみてね(笑)


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