人の欠点を言うことで得るもの。
欠点探しが大好きな人がいます。
重箱の隅をつつくような、細かいことを言ってくるのです。
その理由は、そうしないと自分に優越感を持てないからです。
私は特技の欄に、
『人の良いとこを見つけること』と書いたことがあります。
欠点を言うということは、「でも、こうだよね」ということです。
掛け算で最後にゼロを掛けるとゼロになってしまうように、
欠点を言ってしまうと、全てが帳消しになってしまいます。
例えば、スポーツで、先輩後輩の上下関係があります。
後輩が上手くなってくると、先輩は焦ってきて、
細かな欠点を言ってきます。
それは、追い抜かれるのが怖いから、
自分で自分を落ち着かせているのです。
3年やっている人が、
初めてやる人に同じレベルを求めるということは、
意味がわかりません。
初めてやる人が、3年やっている人と同じレベルで出来たら、『えっ?3年間何やっていたの??』と思ってしまいます。
また、自分は出来なかったのに、
出来るのが当然と押し付ける人がいます。
説得力は、まったくありません。
親子関係は、百歩譲って許せます。
自分はこれが出来なかったけど、
子どもには出来て欲しいと思うのが、
親の気持ちだと思うからです。
さらに、自分が出来ないからといって、
人に当たることでイライラを解消している人がいます。
「それ、イライラが倍増しているよ」と思ってしまいます。
人の欠点は、言い方に気を付けなければなりません。
その人がとても気にしている部分かもしれません。
「君はあまり自分で決断してきていないでしょう?」とか
「休日何もせずにだらだらしてるんでしょう?」など
言われたことがありますが、
まったく正反対なので、面白かったです。
欠点探しは、誰にでもできます。
せっかくなら、改善探しをして、
「こうしたら、もっと良くなるんじゃないかな」と
現状を肯定しつつ、成長を促したいものです。
◆欠点探しより、改善点探しをしよう。
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