自分が発する言葉は○○が聞いている。
なぜ言葉を言うときは、気をつけなければならないのでしょうか。
人に何かを言うときに、気をつけるのは当然です。
自分の発する言葉は、他人が聞いています。
でも、もっと大切な人も聞いています。
それは誰でしょう。
自分自身です。
自分も、自分の口で喋った言葉を、
自分の耳で聞いているのです。
自分の話した言葉を録音して、
自分で聞いてみると別人のように聞こえます。
初めて聞いたときは、『これが自分の声?』と驚きます。
何か言葉を言ったときに、それを誰かに言われたらどう思うか。
言葉は、内容よりも、言い方が重要なときがあります。
『はいはい、ありがとう』と“心ここにあらず”で言われるよりも、
『どうも~』の方が嬉しいときもあります。
自分がどんな言葉を使って、どんな話し方をしているかは、
人に聞くか録音することでしかわかりません。
きつい言葉なら少しは意識しているかもしれませんが、
きつい話し方というのは、無意識の場合があります。
誰も注意してくれないから、
それが当たり前だと思ってしまうのです。
でも、一歩外に出れば、
ひどい言い方をしていることに気づくのです。
楽しい内容の話のはずなのに、
何か疲れるということがあります。
また、きつい内容なのに、
話し方によってやわらかく伝わることもあります。
それは、話し方が違うからです。
話し方は、仕事上とプライベート上で違うという人は
多いと思います。
コールセンターの人は、日常も同じ話し方ではないでしょう。
ということは、訓練で話し方は変えることができるということです。
自分のなりたい人や話し方の上手な人を真似ることで、
良い言葉や話し方をすることができるのです。
◆注意されにくい話し方を、自分で注意しよう。
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