【詩】痛みに意味があるとしたら | 幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

仕事を徹底的に楽にして、
幸せよりも、生きやすさを求めよう。



人間が痛みを感じるのは 生きるため
体も心も 誰かの悲しさにも 
痛みを感じるのは 生きていくため
痛みに麻痺した僕たちがいたとしたら
殴り合い 傷つけ合い 殺し合ってしまう

それを防いでいくために 痛みを感じる

心もきっとそうだ つらいと思い 痛みを感じるときは
それを回避しろっていうサイン 逃げてもいいっていうサイン
ただひとつだけ 脳という高性能な司令塔は
視点を変えたり 別のことをしたりして 解決策を探し出し
心を落ち着かせることができるんだ
人がただそばにいるだけでも それはできるようになっている

「嫌い」ではなく「好き」を追求できるように
個性あるランダムの才能を活かせるように

それぞれが最大限能力を発揮するために 痛みを感じる


すり傷ができて血液が流れるのは 耐えうる皮膚衝撃を超えたから
身体に異変が表れるのは 耐えうる臓器許容を超えたから
毎日の生きづらさを感じ始めるのは 耐えうる精神我慢を超えたから

同じ痛みを感じた人だけが 理解し合うのではなく
同じ痛みを感じなくても 人間は涙する
こんなにも素晴らしく 高性能なのは 地球上でただひとつ人間の脳
動物には難しい 人間だけができる素晴らしい能力
えさを奪われるからといって 相手に噛み付くことはしない
みんなが持っている 人間だけができる素晴らしい能力