明日は11日だ、建国記念日だ! | モトコのブログ

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すべてはオーライ♪

父が老健に行き、楽になるはずが

なんだか気持ちがちっとも冴えない私です。

他の用事もあって、大掃除も遅々として進みません。

で、なんだか初めての幼稚園に送り出した親みたいに

何をしていてもどうしているかしら?と気になり

相棒に頼んで入所一週間目に父に会いに行ってきました。

 

老健の広い部屋で大型テレビを男三人並んで見ていました。

父はその真ん中におり、私が気付くより前に大きく手を振って私を見つけてくれました。

いっぱいの笑顔でした。

すぐに自分の個室に案内してくれたのですが、

部屋の中にトイレと洗面所があり、使い勝手が良さそうでした。

私の部屋はつくりが「避暑を楽しむ」つくりなので

対角線上の一番端と端が寝室とトイレ。

老健の担当者が見に来て「ああ、これは…」と言った、

介護するには大変向かないつくりになっています。

父にとってはあれこれ刺激的な場所を通り過ぎないと用が足せませんでした。

施設は暖かいし、それだけでもちょっとホッとしました。

 

部屋の景色が見えない模様付きの窓を開けて、外も見せてくれました。

ちょうど裏庭にあたる場所で、山茶花の木に花が付いていました。

やはり刺激をしないように、外の景色は見えないように工夫してあるのだろうと思います。

「相部屋は遅くまでうるさくて寝られそうにないけど、

ここは好きなように寝られて良い」と、個室を気に入っていました。

 

一緒に帰る、帰りたいと言うのではないかと、それだけが心配でしたが、

「もう一か月もここに入院している。

体に悪いところはもうないのに、

儲けようと思ってなかなか医者が退院させない」と言いました。

そうこうしているうちに昼ごはんの時間になり、

一緒に食堂まで付き合って、また来るねとお暇しました。

 

食べ始めたらもう、私を忘れて食べることに集中するだろうと思いました。

かなり広い食堂の入り口付近まで来て、父を確かめるべく振り向いたら

まだ私を目で追っており、振り向いた私にニコニコして大きく手を振っていました。

…やられました。

帰宅してから、今度は食堂の父の姿が頭の中を駆け巡る…。

父の幻を思い浮かべないように、

父の定位置は跡形もなく片付けて、部屋の大掃除を兼ねて模様替えをしたのに。

寝室の布団の方向も90度違えて、父の寝具は全部片づけたのに。

 

さて、明日は11日。

建国記念の日でもあり、三島大社もパレードをするでしょう。

私は久しぶりにお散歩参加をいたします。

大社の鳥居前で10時半にお会いするのを楽しみにしています。