父の胃カメラの予定日は明日だった。
「だった」なんですよ。
ここに至るまで、いろいろありましたがホッとしました。
胃カメラの予定を私が父のカレンダーに書き込んだのが悪かった（結果的には良かった？）。
まだ２週間も先なのに、カレンダーを見て父がいろいろ心配しだしたのです。
最初は誰が送り迎えするのかと問うので、急だったので誰も手配できず
タクシーで行くことにしていましたので、そう応えました。
いくらくらいになるのかと問われ、５千円で何とかおさまるくらいと応えました。
何度も何度も、聞かれるたびに同じことを応えました。
そのうち、誰かが送迎してくれないなら行かないと言い出した。
理由は代金が高すぎるから。
誰が送迎してくれたって、決してタダではない。
タクシー代金くらいはいつも何らかの形でお礼しているんだけど父には通じない。
そして、カレンダーには自分で「食事不可」と書き込んでいたのに、
前日から食べられないことが不安になったみたいで中止にすると。
そしてカレンダーに、「胃カメラは中止」と書き込んだうえ、
そこらの紙を小さく裂いては「病院に胃カメラは中止と電話」とか
「予定の胃カメラですが、都合により中止してください。また連絡のこと」とか
書いてはポケットに突っ込むようになりました。
突っ込んでも突っ込んでも、忘れています。
もちろん自分で電話なんて掛けられない。
ここには私の携帯電話しかないので。
…この辺から、カレンダーを見るたびに、明らかに様子がおかしくなりました。
いきなりカレンダーを見て、頭を抱えていたりする…。
ちょうど一週間ほどたっていました。
結局、父がディサービスでいない日に私が病院に中止の電話をしました。
「たぶん、先生に褒めてほしくて志願したと思います」と説明しました。
担当医師に連絡をしてくれて、胃カメラは当面、しなくて良くなりました。
そしてカレンダーの赤丸を付けてあった胃カメラと記した予定日に
でっかく赤いバッテンを付けて、赤く大きく「中止」と書き込みました。
帰ってきた父はそれを見てから、何も言わずに落ち着きました。
自分で電話して中止にしたくらいに思っているだろうか？
絶食のことがあったので、心から良かったと私も一安心。
ただ、ディサービスの日だったのにお断りしたので
朝から父がずっといる…そして赤子を預かる日だったので
娘に泣きを入れて、仕事を休んでもらってしまった…（二度目）。
そんな中、なんと！
老健から受け入れＯＫの連絡が来ました！！！
お試しに一泊したのですが、それでＯＫとなり２月１日から入所の予定です。
老健だから、とりあえずの３か月だけど。
お試しの日に、父も含めて、医師、看護師、栄養士など５，６人で説明を受け、
突然「俺はここに来るなんて一言も聞いていない、納得もしていない」と
大声で叫んで立ち上がる事件があり、あ、ダメかも…と思っていたのですが。
一泊して帰宅した時はご機嫌で帰ってきて…何があったかわからないんだけど。
今回はお泊りが長くなるから、
「夫が帰って来てって言っているから、ちょっと戻りたい。
１か月戻らせて」と話したら、「夫婦が離れてるのはよくない」って。
「その間は、ここで一人でご飯作って待ってる」とか言われたんだけど
なんとかご飯を作ってくれる、泊まれるところを手配したからと説明。
まぁ、どうせ忘れちゃうんだけど。
嘘はつかないをモットーにしてきたけど、
父に関しては嘘をつきまくっていて、心痛い…。
下の画像は、父がディサービスで作ってきた犬張子。
もとが器用な人だから、結構まともに作ってきます。
この張り子の後に、お年玉袋も作ってきたのですが、
犬張子と一緒に父の小物入れに入れておいたら
「お年玉袋をここに入れて、俺に金を出せと言うことか！」と
いきなりの大爆発してしまいびっくりしました。
「お父さんが作ってきたんだよ」と言っても「こんなものは作っていない！」と怒りました。
ごめんごめん、間違えて入れてしまったと謝罪して、許された（涙）
老健入所までの山は、赤子と父ともう一度過ごさねばならない日があること。
相棒も赤子の両親も仕事で、誰も頼れないという、恐怖の一日。
日に日に自己主張が激しくなってる赤子を思うと、恐怖の一言だよ。
父のテレビの大音響で、赤子はウトウトしては
コマーシャルの度に跳ね起きて昼寝ができなくなるし、
歩けるようになったので、オンモへ出て散歩したがる。
で、ここんとこ父にディサービスとかショートとか行ってもらい
赤子と重ならないようにしていたのですが、どうしても予定が立たない日ができてしまい…。
でも、これで３か月はそんな心配がないと思えば…頑張るﾉｼ
さて、あと１時間で父のお迎えに行かなけりゃなりません。
今夜もカレーだ（笑）
