2月13日(金) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 10時過ぎにゲラを渡す。日本橋高島屋の横にある散髪屋で髪をカット。丸善で筆記具「プラマン」と「MOLESKINE」ノートを購入。

 夜、南青山2丁目にあるジビエの名店「ベッカッチャ」で豊田さんと国際医療センターの桑田裕美女医さんと会食。桑田さんは、元東京女子医大にいて「ミス女子医大」だったと聞いていたが、素晴らしい美人である。しかも外科医。これほどの美人に手術をしてもらう患者は幸せである。

 ワイン好き。私の生半可なワインの知識では適いそうもないので、ワインリストにあった変化球(?)「アマローネ」(イタリアを代表するヴェネト州の辛口赤ワイン。ブドウを陰干しすることでエキス分が凝縮された濃厚な口当たりのワイン)を最初から頼む。チーズとイノシシを肴に、お医者さんの世界の話を聞きながら、軽く1本を明け、もう一本は「バローロ」。最後のシメはグラッパ。

 女医さん少しも乱れず、男二人は、ヨロヨロ。明日は11時から朝日ニュースターの「愛川欽也のパックインジャーナル」の生出演だったと、朧な頭で考えながら帰途につく。

 外科医は、手術していた後、焼き肉、それも内臓系のものが食べたくなるそうですが、と聞いたら、美しく微笑んで、私もよく、終わった後に行きますよといわれた。

  あの声で蜥蜴食うかや時鳥