AKBの歴史上の事件に「国際社会の価値観」というモノサシを当ててみる | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

昨日の乃木坂46およびノースリバー社のことを書いた記事にて、久々にAKBのことについて触れました。

 

また、ここ最近、「国際社会の価値観(≒欧米社会の価値観)」についてもこのブログで取り上げております。

 

参考記事)

アイドルはじめ芸能界は生き残れるのか?、自由か”命”かを巡るコロナ自粛解禁問題の考察...
芸能人たちが絡んだ検察庁法改正問題を考察してみる

ウルトラマンとキリスト教と自由主義と”愛”と...

 

そこで今日は、AKBの歴史上の事件に「国際社会の価値観」というモノサシを使って”光”を当てて見てみようと思います。

 

AKBの歴史上の事件というと色々ありますが、いちばん論争の多かったのは何といっても恋愛がらみの事件群ですよね。

 

昨日、別件でジャニーズの手越さんのことがニュースになっていましたが、その手越さんはAKBのメンバーと数々の熱愛報道をスクープされてきました(一例、→NAVERまとめ記事バスプラニュース)。

 

この手越さんのニュースを目にしたことも今日の記事を書くきっかけになりました。

 

 

 

 

さて、取り上げる事件としては、まず、2013年1月に起こった峯岸みなみさんの丸坊主事件についてです。

 

知らない方のために、まずはざっと事件のおさらいです。

 

2013年1月、AKB48の現役メンバーである峯岸みなみさんは男性芸能人・白濱亜嵐氏と熱愛をかわし、それを週刊文春にスクープされてしまいました。

 

恋愛禁止の不文律をやぶったことをバラされてあせった峯岸さんは、みずから丸坊主になってネットを通して謝罪しますが、これが大騒動に発展してしまいました。

 

(有名なユーチューバーであるTomoNewsJAPANさんの動画より)

 

 

この一連の騒動は海外にも伝わり、イギリスでニュースにもなりました。

AKB48峯岸の“丸刈り謝罪”が海外でも話題に 英主要紙が立て続けに報道

(シネマトゥデイ、2013年2月2日付記事)

 

なお、イギリスのいち一般市民がこの騒動をどう見たかについてはこういう情報があります。

日本のポップスターの坊主謝罪を海外はどうみたか?

 

イギリスでは、「個人の自由がどこにあるの?なんで社会的責任になるの? だいいち丸坊主になって謝ることじゃないじゃない!」(上記の記事より引用)というのがこの事件に対する反応だったようですね...

 

 

 

ここ最近の本ブログに書いております通り、「国際社会の価値観(≒欧米社会の価値観)」においての優先順位(大切さの順番)は、”愛” > 自由 > 人命 の順です。

 

そうしますと、”ひとを愛する自由”というものは、一番大事なもの(”愛”)と二番目に大事なもの(自由)とを合体させた行為となります。

 

したがって、”ひとを愛する自由”をジャマしたりケチをつけたりすることは、問答無用で悪いこと、となるわけです。

 

わかりやすく言うと、殺人犯より悪いヤツ、という感覚かな。

 

なんてったって、”命の順番は3番目”ですからね(後述)...

 

結論としては、峯岸みなみさんの熱愛を批判したAKBのファンは文句なしに悪いヤツ。逆に、峯岸みなみさんは全面的に擁護される被害者。こうなりますね。

 

しかも、議論するまでもなくそういう結論になりますね。この点、議論が分かれてしまう日本とはそういう意味でも対照的です。

 

以上のことは、他の恋愛事件でも同様です...

 

手越さんと柏木さんとの熱愛発覚事件でもしかり、指原さんと某男性ファンとの熱愛発覚事件でもしかり...

 

さらには、比較的最近起こった、NGTの某メンバーと某男性ファンとの熱愛発覚事件でも同様の結論となります。

 

つまり、柏木さん、指原さん、NGTの恋愛メンバーは、いずれも国際世論・国際社会からは文句なしに擁護されることとなります。

 

ということは、逆に、批判側の人たち、すなわち、AKB48Gのファンの中の否定派の人たち、ならびにNGT事件においてその恋愛メンバーをやめさせようとした山口真帆さん他は、いずれも国際世論・国際社会の見方からは”悪い”と見なされます。

 

また、元NGTの山口さんが襲われた件については、そのこと自体は悪いこと(襲った側が悪い)だとしても、山口さんの出身高校が公立ではなくキリスト教系の私立の高校(八戸光星学院)であり、キリスト教系の学校教育を受けたにもかかわらず”ひとを愛する自由”をさまたげたという事実をかんがみて、国際世論・国際社会からは二の次的な問題として処理されるでしょう。

 

なぜなら、「欧米社会の価値観(≒国際社会の価値観)」においては、”命(いのち)の順番は3番目だから”、です。

 

あらためてもう一度いうと、①”愛” > ②自由 > ③人命、が国際世論・国際社会における大事なものの順番です。

 

人命はもちろん海外でも大事なもののうちのひとつですが、それが最も重要な論点になるのは、”愛”も自由も共にからんでいない場合のみ、というわけです。

 

結局、国際世論・国際社会の観点からみてグローバルな判断をするとするならば、アイドルが恋愛しているという事実が発覚した場合、そのことがイヤなのであれば、「黙って去る」、という選択肢しかなさそうです。ファンにとっても、メンバーにとっても。

 

世界がつながっているということがひしひしと分かった今回のコロナ騒動の後、この世界はよりグローバルに情報がやりとりされ、かつ、意見が相互に反響しあう世の中になっていくと私は考えます。

 

すでに現時点においても、コロナ対応がマズい国の政治家は、地球の裏側からでも批判されて叩かれていたりもします。

 

だから、アイドルの応援スタイルについても、その情報が世界により拡散しやすい状況になり、かつ、今までとは違って、世界じゅうからたくさんの批判を日本のアイドルファンが受けるようになるやもしれません...

 

これまでのようにはいかないかも?、ですよ...

 

以上、国際世論・国際社会の価値観からみて、AKB48グループで過去に起こった恋愛事件について考察してみました。

 

 

 

 

 

 

P.S.

昨日、東京都の感染者数がとうとう1桁になったと報道されました。

 

しかも、全国レベルでも、2桁の感染者数は神奈川県のみ!

 

 

いよいよ収束に向けてほのかに明かりが見えてきたんじゃないでしょうか?

 

楽しむスタイルは変わるかもしれませんが、エンターテインメントの復活を切に祈る次第であります...