プログレス BB4 SB01ドライバー(後継機)を試打:GTDドライバーとどちらが飛ぶか | 私をゴルフに連れてって!

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よく飛ぶドライバー試打します。 ランキングします。コース紹介します。 熱意描きます。75切ります。

 

更新頻度が低くてすいません。モトギです。

(肋骨いためて2ヶ月くらいゴルフできなかったんスよ)

しかし!

やっと肋骨もなおり、

しかも!

プログレス BB4 SB01ドライバーの試打クラブが借りられましたぜ!(人気すぎて2週間も待ちました)

で、打ってまいりました。

試打したのはNポジションの(レンチ借りるの忘れた)

シャフトはなんと、フジクラの新製品エボリューション7の50g台(569)のSシャフト、

45.5インチです。

 

前作(元祖)プログレスBB4は、試打した途端、自分でも気に入ってしまって即買いしちゃったドライバーなんですが、

その後継機種プログレス BB4 SB01ドライバーはどうなのか…

 

さあ、ズバズバと「感じたこと」を、どんどん書いていってしまいましょう!

 

元祖プログレスBB4ドライバーの試打インプレッションはこちら

 

プログレスBB4ドライバー(ラウンドレポート)はこちら

 

 

▍プログレスBB4 SB-1ドライバーは、前作とどう変わったのか?

 

このクラブ、かなりいいです。

前作の元祖BB4と比べて、いろいろなところが変わりました。

変わった点は、5つ

 

(1)ヘッドが後方にも前後にも少しだけ大きくなった(体積も増えた。455cc→460cc)

(2)構えた感じではシャローバックになって

(3)違和感のあったフックフェースの度合いが減って(Nポジでほぼストレート)

(4)ソールにあった「ジャバラ」の面積が増えました

(5)で、打感がめっちゃよくなりました

 

(1)のヘッド形状なんですが、見てもらうのがいちばん手取り早いですね。

上↑の写真が今回のプログレス BB4 SB01なんですが、

下↓の写真の元祖プログレス BB4に比べて、かなりシャローになってます。

 

 

で、体積は455cc→460ccと、5ccしか増えていないんですが、

写真のとおり、クラウンが尻のほうに向かってシャローに、低く流れてゆくデザインになって、

要するにPINGやテーラーメイドなんかを使ってる人にも違和感のない形になってます。

(でもPINGなんかに比べるとちょっとだけ小さく感じるかな?)

地クラブにしては、投影面積はけっこう広いです。

それに比べると元祖BB4のほうは「ゲンコツ型」とも言えるディープな形状です。

 

元祖BB4に比べると、尻のほうには5mm以上長くなり、フェースの横幅も長くなってます。

これも見てもらったほうが早いかな?

 

コレ↓が新作のプログレス BB4 SB01ドライバー

 

 

で、コレ↓が前作のプログレス BB4(下のヘッドね。上はディープフェースなGTD455Plus)

 

 

メーカーは「ディープフェースになった」と書いてましたが、

実際のところは、前作とほとんど変わりません。(1mmくらい?、横幅はかなり広くなりました)

このドライバーを見て「ディープフェースだなあ」と言う人は、まあ、いないと思います。

でもシャローすぎる、ということもありません。

シャローな構えが好きだけど、打点が定まらない人にとっては、460ccの体積の中ではこれが限界のフェースの縦幅なのかもしれません。

 

で、

(3)の「違和感のあったフックフェースの度合いが減った件」に関しては、

かなり私的には好印象!!

 

 

写真では、ほんのちょっと開きぎみに写っちゃってますが、

実際のところは、ほぼ「ド真っ直ぐ」

開きぎみが好きなハードヒッターさんにはカブって見えるかもしれないですが、

私的にはこれくらいでも、大丈夫ですね。(GTDと同じか、ちょっとカブるくらい)

前作はゼクシオなみにフックフェースでしたもんね。

 

でも!

このクラブ、Nポジションのロフトが10.5度と書いてありましたけど、

実際のロフトはもっとありますね。明らかに11度は超えてます(リアルは12度あるのかも?)

なので、フェースがそんなにディープじゃないのに、上から見ると銀色のフェースがよく見えて、「ロフトが寝てんな〜」っていう印象がビンビン伝わります。

 

(4)の「ソールにあった「ジャバラ」の面積が増えた件」は、

ごらんの通り↓

 

 

こちらが前作↓

 

 

あんまり変わらねえ〜

っていうか、写真の撮り方が悪いのか?(すいません)

 

▍プログレスBB4 SB-1ドライバーを試打してみると?

さて、試打開始です。

まずは、現在のエース、超ぶっとびドライバーのGTD455Plus2↓に、

 

 

今回と同じフジクラエボリューション7の50g台(569)のSシャフト45.5インチを挿して充分にウォーミングアップして、

計測して、

 

それからチェンジ。

何も考えずに、そのまま打ってみた第一印象は、

 

めっちゃ捕まる〜!

めっちゃ高弾道〜!

打感、かなり良くなった〜

 

でした。

そもそも今回の試打シャフトのフジクラEVOLUTION7(のちほど試打インプレ書きます)

が、「とにかく捕まる、とにかく高弾道」なシャフトであるんですが、

それにしても捕まります。球が上がります。

前作の元祖BB4ドライバーも捕まりはよかったんですが、

あれはフックフェースだから、捕まって当たり前ですよね。でも今回は違います。

(前作の元祖BB4ドライバーは、ここまで高弾道ではありませんでした)

 

弾道としては、こんな感じ↓です。

 

 

ここには3球しか弾道が出てませんが、この前の2球のうちの1球も大きくドローでした。

右にプッシュアウトしたやつは、

左に行かないようにややフェースを開きぎみにして、あまりインからヘッドを入れないようにした結果ですね。

それでもスライスはせず、ほぼまっすぐ高弾道なプッシュアウトです。

 

同じフジクラEVOLUTION7で打ったGTD455プラス2の弾道はというと

こんな感じ↓です。

 

 

これも私としては高めの弾道で、

ほどよく軽いドローが入っています。(エボリューション7、いいかも!?)

 

それぞれの飛距離の差と分布はこんな感じ↓です。

 

 

もちろんエースドライバーなら、球が揃って当たり前で、

初めての試打クラブは、どんな球が出るのかわからないので、

球がバラバラなのは仕方ないと思ってください(お願いします)

 

でも、

このプログレス BB4 SB01ドライバー、

ストレートフェースでここまで球を捕まえるのは、スゴイ!

(マイナスポジションの9.5度で、捕まらない低弾道のシャフト挿したら自分にも使えるかも)

 

プログレス BB4 SB01ドライバーに、フジクラの新製品エボリューション7を挿した

その組み合わせ、

最強のスライス撲滅ドライバーになるんではないでしょうか?

 

マーク金井さんの試打インプレッションでよく使われる言葉として

「スライサーがドローを打てるドライバーではないが…」という文句がありますが、

このプログレス BB4 SB01ドライバー、

マジで、スライサーがドローを打てちゃいます!

(そういうドライバーとか、そういうシャフト、最近見なくなりましたよね)

 

そういう意味で、 BB4 SB01ドライバーは稀有なヘッドだと思います。

スライサー御用達ヘッド、第一候補、確定です。誰にも負けないと思います。

 

しかも、左にヒッカケたり、チーピンぎみになったりするんではなくて、

真っ直ぐ高く飛び出してから大きくドローする「ハイドロー」なんですよね。

この計測のあともずっと打ってましたが、

普通に打つと、私には、このドライバー、ハイドローしか打てませんでした。

(フェードが全然打てなかった)

 

あと、打感ですね。

これも書いておかなくてはなりません。

 

前作の元祖BB4ドライバーは、「ガキッ」っていう感じの、かなり硬い金属がぶつかったような(肘に響くような)

お世辞にもよい感触と打球音ではなかったんですが、

 

今回のBB4 SB01ドライバーは、お世辞抜きでかなりいい打感と打球音です。

「めっちゃ良くなったじゃん!」って言っていい……んじゃないかな?

 

擬音で表現するならば、

「ガキッ」→「パキッ」(パカッ?)(ペキッ?)

って感じです。

2cmの厚みの鋼鉄の板を握りしめて石にぶつけるような、肘を痛めそうな音から、

空のアルミ缶のど真ん中を石にぶつけるような爽快な音に、変わりました。

この打感は、多くの人に好まれると思いますし、私も、そう思います。

 

実際のところ、私が前作より「いいな」と感じたのは、

この「打球音の改良」と、「フックフェースじゃなくなったところ」

なんですよね。

 

あと、まだあった!

今回のBB4 SB01ドライバー、スイートスポットが、かなり広がってる感じがする!

そういや、「ヘンなところに当たったな」って、

打ってて一度も感じなかったな。

 

 

▍BB4 SB-1ドライバーの飛距離は? GTDドライバーと比べると?

これも写真で見てしまいましょう。

 

 

上の黄色の5球がプログレス BB4 SB01ドライバーで、

下の赤色の5球がエースドライバーのGTD455Plus2ですね。

(この日はず〜っと真っ正面からアゲンストの風が吹いていたので、無風なら飛距離は10Yは伸びていたと思います)

 

それぞれ5球の平均値は…

 

 

↑【プログレス BB4 SB01ドライバー】

平均飛距離:222ヤード

最大飛距離:235ヤード

平均キャリー:207ヤード

ボール初速の平均:62m/s

打ち出し角度の平均:14度

最高到達点の平均:29ヤード

対空時間の平均:6秒

着地角度の平均:38度

 

 

↑【GTD455Plus2ドライバー】

平均飛距離:238ヤード

最大飛距離:249ヤード

平均キャリー:208ヤード

ボール初速の平均:62m/s

打ち出し角度の平均:12度

最高到達点の平均:21ヤード

対空時間の平均:5秒

着地角度の平均:31度

 

まあ、エースドライバーのほうが慣れてるぶん飛距離は出るのが当たり前だと思います。

でも、これだけは言えると思うのですが、

 

プログレス BB4 SB01ドライバーは、ヘッドスピードが私(43m/s)よりある人には向いていないのではないのか、と。

 

GTD455Plus2ドライバーがとんでもなく低スピンでぶっ飛ぶドライバーなので、

それと比べちゃうのもナンですが、

初速は同じくらい出ていますが、スピン量は、明らかに多いですね。

(対空時間や、ランの長さや、着地角度で明らかです。キャリーは1ヤードしか違わないのに、ランは16ヤードも短いです。ドローばかりであったにもかかわらず)

 

最近の地クラブはみな低スピン化を目指しているので、

その中にあっては、このクラブは決して「低スピンの棒球」を大々的に謳えるドライバーではないと思います。

そのかわり、「誰にでも最大級のキャリーを(しかもハイドロー)」という謳い文句なら堂々と言えると思います。

 

私くらいのヘッドスピード(43くらい)の人だと、

スピン量の関係で、もしかしたら初代BB4のほうが飛ぶかもです。

とにかく練習場の200Y先の奥のネットに突き刺さる角度がほとんど「真上から」なんですよね。

 

▍BB4 SB-1ドライバーは、どんな人に向いているか?

試打クラブについていたフジクラのエボリューション7が、このドライバーと合わせるには、高弾道になりすぎて悪かったのかもしれませんが、

 

逆に言うと、

・スライサーの方

・球が上がらずドロップしてしまう方

・ヘッドスピードが遅めの方

にとっては、これほど恩恵を預かれるドライバーヘッド(とシャフト)は、ないと思います。

 

このクラブ、明らかに「シニア世代」をターゲットにしていると思われます。(女性にもいいかも)

 

・ヘッドスピードの早い人

・左が怖い人

・アスリートゴルファー

は、使わないほうが無難だと思います。

 

今回は検証できませんでしたが、

前作BB4は「ヘッドスピードを40以下に落としても初速があまり落ちない」

という、ものすごく希な特性を持っていたので(ソールのジャバラ形状の効果ですね)

今回は、それに輪をかけて「遅めのヘッドスピーダー」が

「これは飛ぶ!」と喜ぶヘッドに仕上がっている可能性があります。

(ヘッドスピードを40m/sに限定した試打とかやればいいですね。すばらしい性能を叩き出すと思います)

 

とにかくこのドライバー、

楽にボールが上がって、

楽にボールが捕まって、

楽にキャリーが出ます。

 

最近、自分の中学生の息子がゴルフをやるようになったんですが、

息子に買い与えるドライバーは、これにしようかと思います。

GTDドライバーだと、中学1年生では、球は上がらないので。

 

 

ちなみに、アスリートの方は、こちら↓ がオススメです。絶対飛びます。


GTD 455プラス2ドライバーの詳細なインプレッション

 

GTD 455プラス2ドライバーとシャフトの組み合わせ