またまたどーもです。モトギです。
芝が生えてザックリしなくなってハイスコアが期待できる季節ですね!
今日、丸の内倶楽部というところでひさびさに78が出ましたが、
先週はホームコースの美浦ゴルフ倶楽部で94を叩きました。
どないなっとるねん!(同じゴルフという競技とは思えへん)
で、本日は、またまたGTDの新作ドライバーの紹介です。
えっ、この前Angel-Cドライバーを出したばっかじゃん!
…って思いますよね。私もそう思います。
それが、コレ↓ 6月20日頃発売の新製品!
GTD 455 Plus2ドライバー(GTD455プラス2ドライバー)です。
横顔で失礼!
これ、名前的には
先代GTD455Plusの後継機にあたるんですが、
と同時に
つい先ごろ発売されたAngel-Cドライバーの「カスタマイズドバージョン」でもあるんですよね。
(ヘッド全体を2ピース→3ピース構造にして、高価な「βチタン」を極薄でクラウンに使用して、ヘッドのたわみを増幅させて高初速にしています!)
で、コレ、
マジで、日本一飛ぶドライバーなんじゃないですか?(どうですか? そうですよね)
しかも、曲がらない(嬉し泣)
動画でも話題です
↓ ↓ ↓ ↓
いやあ、マジで素晴らしいヘッドを、ありがとう!ジョージ武井さん(←賞金王時代の片山晋呉プロのパターを作ってた人ね。ゲージデザインの社長さん)
→GTD455Plus2(455プラス2)ドライバー販売ページ
3機種を並べてみました ↓
真ん中の写真が455Plus2なんですが、
右のAngel-Cドライバーとかなり似ていますね。(左は初代455Plusドライバー)
455Plus2はソールの真ん中辺にもう1本浅いスリットが入ってます。
こんどは上からです。
真ん中の写真が455Plus2で、左がAngel-C。右が初代455Plusドライバーですね。
そう、455Plus2とAngel-C。
この2機種、かなり似ていて、いわゆる「兄弟モデル」なんです!
ちなみに、Angel-Cドライバーの記事はこちら!
↓ ↓ ↓ ↓
例によって
まずは単刀直入に、自分自身でGTD 455 Plus2ドライバー(GTD 455 プラス2ドライバー)の特徴とスペック書いちゃいます。
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・構造はフルチタン
ボディー / 鋳造6-4チタン(Angel-Cと同じ)
クラウン / ベータチタンと6-4チタンの2ピース構造(Angel-Cは鍛造6-4チタンのみ)
フェース / ZA008チタン(R&A 公認。Angel-Cと同じ)
・ヘッド体積は441ccで、Angel-Cが450ccですから数字的にはちょっとだけ少ないんですが、クラウンの膨らみがちょっと薄く、フェースからお尻までの長さもAngel-Cよりちょっとだけ短いだけなので、構えてみてもほぼ同じ形状に見えて、あまり見分けがつきません。ミッドシャローです。初代455Plusはもっとディープバックで小さいです。
・リアルロフロは10.5°で、カチャカチャ式で±1°の可変
・もちろんこれまでのGTDスリーブの互換性あり(挿した時の長さも変わらず)
・重量も195~198gでこれまでのヘッドと同じ重さ(ほとんどは196gか167g)
・ライ角は58°(可変 ±0.5°)で、Angel-Cが49.5°
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で、試打した感想を、これまでの初代455PlusドライバーやAngel-Cドライバーと比較して箇条書きにしてみますと…
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・とにかく、飛ぶ! 高反発ドライバーなみに、飛ぶ。
・Code-KドライバーやAngel-Cとほぼ同じサイズのミディアムシャローヘッドで、
Angel-Cに近い浅重心(Angel-Cがいちばん重心が浅い)で、かなり低スピン。
スピン量の少なさで言えば、
455α→Angel-C→455Plus2→初代455Plus の順。
・フェースまわりの剛性を高めて初速をUPさせたところはAngel-Cとまったく同じ
・「打感」で感じるのは、Angel-Cより「弾き感」を強く感じるところ。
打球音は、練習場だと違いがわかりにくいのですが、ラウンドだとけっこう違います。
「ビキッ」とか「チュイン!」という軽やかな感じで、
なんとなく高反発ドライバーを打っているような気分(でもR&A公認)
「バカッ」という音の初代455Plusとは、かなり違います。
Angel-Cも高めの打球音ですが、Angel-Cはもっと「食いつき」を感じます。
455Plus2は、とにかく「球離れの速さ(ハジキ感)を感じます。
・左右幅を広げたウェイトビスの配置「安定性」のUPはAngel-Cとほぼ同じ
(初代455Plusドライバーよりは確実に安定性、ミスヒット許容量が高いです)
・(私が打ったかぎりでは)飛距離的にはAngel-Cとほぼ同じ
・だけど…「一発の飛び」は、もしかしたらちょっとだけ上かも。
・でも…「スイートスポットの大きさ」は、もしかしたらAngel-Cのほうが、ちょっとだけ上かも。(つまり、455Plus2で一発の飛びを選ぶか、Angel-Cで平均飛距離UPを選ぶか)
でも、その差はどちらも僅かです。
・弾道はAngel-Cより、少しだけ球が上がりやすく、
初代455Plusと同じくらいの「ちょうどよい中弾道」
・キャリーとランの比率もAngel-Cと同じくらいで初代455Plusよりかはランが多いか?
・つかまりは、Angel-Cよりちょっとだけ良く感じた(初代455Plusはもっと捕まった)
・初速と弾き感が強いので455Plus2のほうが「曲がり」は少なく感じた。
(チタンフェースのFWがとにかくフェース面の方向に「まっすぐ」飛び出して曲がりにくいのに似ています。
・フェードやドローなどを使い分けたい方はAngel-Cのほうがいいかも。
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…とまあ、
ハッキリ正直に書いちゃいますと、
GTD 455Plus2ドライバーは、
初代455Plusより、ずっとAngel-Cドライバーに近い特性で、
プロが打つとその差が歴然なんだそうですが、
私レベルだと「なるほど、ちょっと違うよな」という程度。
中には「どっちがどっちだかわからないよ」という方もおられると思います。
練習場だと打球音の違いがわかりにくいので、特にそう感じます。(ラウンドすればわかる)
ちなみに、今回の455Plus2は、クラウンに「ベータチタン」という、これまでフェースにしか使われなかった高級チタンを、めっちゃ薄く伸ばして、クラウンを2ピース構造にして(要するにヘッドは3ピース構造)プラズマ溶接しております(破損もほぼなくなると思います)
で、カーボンクラウンのヘッドよりさらにクラウンの重量を減らして、さらなる低重心化に成功した、業界初の試みだそうです。(低重心で、クラウンもたわんで、いいことづくめ)
でも、試作と製造には、めっちゃコストがかかってます!
ありえないほどのコストのかけかたです。
構えたカンジの写真を並べてみます。
まずはAngel-C ↓
つぎにGTD 455Plus2 ↓
(ほんのちょっとだけ投影面積が少ないの、わかるかな?)
そして、初代GTD 455Plus ↓
こうみると、初代455Plusは丸っこい(小ぶり)なことがわかりますね。
(そしてクラウンがカーボンであることも)
この写真を撮った時、クラブフィッターで有名な鹿又さんも試打されてたのですが
(写真撮るの忘れた!)
鹿又さんにはAngel-Cをけっこう気に入ってもらえて、すでに何度もプライベートでラウンドされてるそうなんですが、
試打して最初のひとことめは、
「なんでこんなに似てるモデルを発売したの?」でした。
でも、数回打ってみて納得されたみたいで、
「なるほど、これが地クラブの良さなのかもしれない」だそうでした。
つまりですね、
大手メーカーだと、2モデル(あるいは3モデル)のドライバーを同時発売する時には、
販売戦略的に、最大公約数をぜんぶ取り込むために、体積やら捕まりやらをガラっと変えた3パターンのものを発売するわけです。
すると、結局は3つのモデルのうちの1つしか「使えない」わけですよね。他の2機種があまりにも違いすぎるので。
でも、地クラブだと、
「ほどよいドライバーだけど、もうちょっとだけ球が上がったほうがいいな」とか「もうちょっとだけ捕まったほうがいいな」とかの微妙なニュアンスの要望が出てきた時に、
アスリートの方は「なるべくロフトの多いものを選んでくれ」とか、そういう注文で対処するしか法法がないのですが、
そんな「痒い所に手が届く」的な、微妙な差の2モデルを出せたりしちゃうわけですね。
そんなの、大手メーカーではできません。地クラブってホント自由だな。
GTDのクラブはすべて「女子プロ」が試合で成果を出すために作られているので、
するとこんな「微妙な差(でもプロにとってはちょうどよい差)」の
2モデルを、自由にチョイスして自分に最適なものでプレーできるわけですね。
(大手メーカーだと1種類しかチョイスできない)
あと、その日の捕まりの調子の変化とかにも対応ができますし。
ちなみにフェースは初代455Plusとほぼ同じ面積で、ほぼ同じ形をしております。
(Angel-Cは実は数ミリだけ長い=捕まりが抑えられている)
さて、どちらを選びますでしょうかねー。
私が思うに、「初代455Plusと同じシャフトで使いたい」「同じような弾道にしたい」
もしくは「とにかく、まっすぐ、簡単に飛ばしたい(球も楽にあげたい)」「一発の飛び、重視!」
という方は、GTD 455Plus2。
ヘッドスピード高めで、「ボールを潰す感触を味わいたい」
「ドローやフェードを打ち分けたい」
「左へ巻き込んだりひっかけたりするのが、とにかく嫌」「安定感、重視!」
という方は、Angel-C がいいと思います。
(シャフトも455Plusの時と違うものを試してみたほうがピッタリくるかもしれません)
→GTD455Plus2(455プラス2)ドライバーに合うシャフトは?
最後に、
あまり参考にはならないかもしれませんが、
3機種を打ち比べて「トップトレーサー」で計測してみた結果を載せときます。
まずは打ち慣れてるAngel-Cから ↓
(右に球が集まっているのは、計測器の向きと練習場のマットの向きがズレていたからです。気にしないでください)
シャフトはどれも、今の私のエースシャフト、フジクラVENTUS-5-S(Nポジ)です。
私はコレがいちばん球が揃ってるカンジがしました。打ち慣れてるからですが…。
つぎにGTD 455Plus2 ↓
つかまりがよいためか、同じシャフトなのに、ドローの球のほうが多かったです。
初速や飛距離などは同じくらいですね。
打ち出す方向を(練習マットの向きより左に)修正したのでまっすぐめですが、
右に行かないように意識したためか、少し引っ張りぎみで、弾道は低くなりましたが、
普通に打てば、おそらく455Plus2のほうが高くなると思います。
最後に、初代GTD 455Plusも、ひさしぶりに打ってみました ↓
フジクラVENTUSで初代GTD 455Plusを打つのは初めてです。
おお!
見事にドローばかりです。やはりディープフェース・ディープバックの「げんこつ型」のヘッドは捕まりがよく「叩き甲斐」がありますね。(初代GTD 455Plusもいいもんですね! やはり名作?)
でもやはりちょっと球がバラけます。
→初代GTD 455Plusドライバーまだ売ってます(在庫僅少)
あと、もうひとつ、
重心距離とか重心深度とか慣性モーメントとかの数値と
設計構造の図を載せときますね。こちらも比較してみましょう。
微妙に数値は違います。
まずは、Angel-Cドライバーから ↓
そして、GTD455プラス2ドライバーはコチラ ↓
初代455Plusのカーボンだった部分が「ベータチタン」で、溶接して貼り付けられてますね。
ここの「素材」と「薄さ」が、大手メーカーも含めて「業界初」なんだそうです!
ではまた今度、
ラウンドした感想など書いてみたいと思います!!
→GTD455Plus2(455プラス2)ドライバーに合うシャフトは?
(入荷数が少ないので売り切れ御免!)