フジクラMCI BLACK100-sを試打(口コミ)。GTDアイアンに挿した感想 | 私をゴルフに連れてって!

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↑裏返してます。

 

→ GTDユーティリティ「GTUI Limited」GTD UT誕生!

 

このあいだ73が出たと思ったら(白ティだけど)

京和カントリー(愛知)のフルバックで94を叩いたモトギです(泣)

90台叩いたの…。

 

さすがに「HONMA TOURWORLD CUP」開催コース。

選手と同じフルバックの景色には打ちのめされました。旗、遠っ。

ついに1回もショートアイアン使わしてもらえませんでした…。

(Par5、610Y…。ショート223Y…)

んでまた、グリーンは「氷のグリーン」ってヤツ…。

「触るだけ」の下りのパットって、いままで練習したこと、ございませんでした。ほんとゴメンなさい。

ほんと、触るだけなのね。押しちゃダメなのね。

(千葉のゴルフ場って、つくづく甘いなぁ、と思いました。中京地区、すんごい)

 

さて、(気をとりなおして…)

「続きはまたこんど」などと言っておいて、すいません。

お問い合わせも多いので、マイクラブGTDキャビティアイアンに挿したフジクラMCI BLACK100-sの試打インプレッションを書いてまいります。

 

経費でクラブが買えるという幸福に恵まれた私は最近、

ドライバー用の最新シャフトとかが出るとすぐに打ちたくなっちゃって、試打用に手に入れて

それが15本くらいにまでコレクション的に増えたので、

それらも今後は口コミ試打インプレッションしていきたいと思います。

(弾道測定器、いいなあ。欲しいなあ)

 

 

ヘッドはGTDゴルフのNEWアイアン「GTD Forged CNC Iron」を使用しております。

限定仕様のブラックヘッドです。(錆びづらく、ハゲづらい、よい仕上げ)

ま、こちらの感想は、今はどうでもいい。

GTDアイアンの試打の記事はこちら

 

そう! シャフトなんですよ!!

アイアン用のカーボンシャフトって、初めてマイクラブのために挿してみました。

何を挿すのかは、三菱レイヨンのOT IRONと、アッタスのATTAS IRONと、フジクラのコレフジクラMCI とで少しだけ迷いましたが、

いちど試打してよかった印象のあるフジクラMCI にしようとして…

 

で、カタログ見たら、フジクラMCI の「重量フローモデル」の「BラCK」というモデルのシャフトもあるではないですか。(重量フローって、つまり#4とか#5は軽くて、どんどん重たくなっていって、PWはいちばん重いってこと)

なので、迷わずこれに決めました。

 

結論から申し上げます。

フジクラMCI BLACK100-s

これマジでいいわ。

もう、スチールには戻れないわ。

さらに言うと、たとえカーボンだとしても、重量フローでないヤツだと使いたくないわ。

それくらい気に入りました。「当り」です。

 

ちなみにこれまでの私のアイアン用のシャフトの遍歴は、

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NS950(初心者の頃)

    ↓

DG200S(見栄張ってた30代後半の頃)

    ↓

NS1150(やはりDGは重かった)

    ↓

NS1050(もうちょい軽くてもいいかと思った)

    ↓

モーダス3-120(やっぱり軽すぎた。これくらいがちょうどいい)

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というものです。
 
なので、モーダス120と同じくらいの感覚で振れるものを探していたんですが、
「どうやらカーボンで同じ重量だと重すぎに感じる。10g~20g軽くすべし」
というアドバイスを各所から頂きまして、フジクラMCI BLACK100-sをチョイスしたというわけです。
たしかに#5で95g、そこから2gずつシャフトは重くなっていって、PWで115g。
ちょうどこれくらいでモーダス120を使ってた感覚に近いです(少し軽く感じるくらい)
NS950を使われてた方ならMCI BLACK80がちょうどいいと思います。
とにかく、楽です。シャフトが助けてくれます。
 
かなり以前に、片山晋呉選手がカーボンに替えた時に
「使わない理由が見つからない」と言ってましたが、
私も同感です。デメリットらしきものが見当たりません。
今までなんでスチールに固執してたのか、わかりません(ああ、見栄か)
 
メリットはたくさんあります。
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・3~5Yくらい余計に飛ぶ
・なのに弾道が高い(#5でもグリーンで止まる)
・挙動が安定してて、再現性が高いので明らかにダフリとかが少ない
(ゴムティで素振りするとよくわかります。数ミリ単位で入射位置を変えられる錯覚をおこします)
・設計自由度が高いらしく、しなり戻りのタイミングがとりやすい(しなり曲線がデザインされている)
・ショートアイアンで「ひっかけない」
・打つのが快感
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簡単に言うと、「自分が少し上手くなったような感じ」ですかね。
レンタルのスキーのあと、自分のスキーとスキー靴に履き替えると、途端に上手くなったような気になることがありますが、あんな感じです。
言い方悪いかもしれませんが、旧車とハイブリッドカーのような違いです。
「精度」みたいなものが緻密で、スイングを科学して日本人にぴったりなタイミングで打てるように「作られているもの」のような感じです。だから打つのが快感なんです。(スチールシャフトはどちらかというと「人が鉄に合わせて」いた感じです)
トゥダウンが少ないのかなんなのかは知りませんが、とにかく同じ場所にヘッドが降りてくる確率が高いので、ダフるとかの心配が格段に減ります。 ←これ、すごいメリット
なので、ミスショットの時に、「これは自分のミスなんだ!」「トップで切り返しを急ぎすぎたんだ」
…などというフィードバックが得られます。
 
で、
ここまではフジクラMCIカーボンシャフトのメリットと感想なんですが、
MCI BLACKは重量フロー設計。
つまり、長い番手は軽く、短い番手になるにつれて重くなっていく仕様なので、
#5からPWまで、「すべてバランスD2」などということはなく、ほぼ0.5ポイントずつ重くなっていきます。
そのメリットと感想は…
 
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・#5とか#6とかの長い番手が苦でなくなる(打つのが楽しくなる)
・#9やPWでのアプローチがAWと同じスイングテンポで打てる! ←これ、すごいメリット
・番手間違いがなくなる。番手ごとに個性が出て来る ←これもすごいメリット
・素振りをするのも、ボールを打つのも「楽しく」なる
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「PWでのアプローチがAWと同じスイングテンポで打てる」というのは、つまり
これまではPWのシャフトとAWのシャフトの重量の差が大きすぎた、ということですね。
それがほぼ同じ重量になったので、転がしのアプローチが実にやりやすいんですわ。
(軽すぎるシャフトでアプローチすると、手打ちになっちゃってミスりますもんね)
 
あと、
「番手間違いがなくなる」というのは軽い冗談ですが、
(でもオレ、いちど雨の日に#9と#6間違えてOB打ったことがある)
重量の違うシャフトが刺さってると、
「8番アイアンと9番アイアンって、まったく違うクラブなんだ」
ということを実感したりします。だから各番手ごとに愛着が出てまいります。
(贔屓の番手が出てきたりします)
 
もう少しくわしく説明いたします。
 
番手を選んでボールを打つ時って、
バッグの中でソールの番手(数字)を選んで、抜いて、打つわけですが、
風が舞ってたりすると2本くらい選んで持っていきますよね。
この時、素振りしてる最中とかに「あれ?これホントに8番か?」って不安になって、
もういちど番手を確認したりするじゃないですか。
つまり、手にした感じでは8番も9番もほとんど変わんないわけですよ。
 
ロフトも少し違うし、長さもちょっと違うんだけど、
番手がひとつしか違わないと「顔つき」はそんなに変わらないので、
やっぱ確認は、「番号」に頼ってる。
比べてみないと、「持った感じだけ」で、これは8番! とかって確信を持ちづらい。
 
それが、ないんですよ。
もう、8番アイアンは、手にした瞬間に「あ、これは8番」ってハッキリわかるんですよ。
一卵性の6つ子ではなくて、はっきりと個性の違う「6人の個性」といった感じでしょうか。
これまでのアイアンは「6本まとめて1セット」だと思ってましたが、
このシャフトを挿すと、バッグの中に「個性の違う6人の別人」がいる気がいたします。
6本のゴルフクラブを個別に買ったような気になれて、幸せ~
って感じです。
 
なので、たとえば6番アイアンを手にした時に、
素振りしてるだけで、「あの時の6番アイアンで打った会心の当り」みたいなイメージが湧き出してきたりします。
ゴルフのスイングは「ドライバーからウェッジまで同じ」という話はごもっともなんですが、
でもやっぱり違いもありますよね。
たとえば8番以下はほぼライン出しで打ちますけど、7番から上って、振り切ることのほうが多いですよね?
 
そういう微妙な感覚に、すごく敏感になれます。
番手ごとの最善の打ち方、に特化したスイングと戦略でプレーできます。
「自分は今、7番アイアンを手にしてるんだ」と、強く自覚(&実感)するだけで、
素振りの最中に勝手に、7番アイアンの理想の弾道がイメージされてきます。
今までのスチールシャフトでは、このようなことはありませんでした。
これが私の感じた「重量フロー設計のアイアン用カーボンシャフト」の、最大のメリットです。
 
んなわけで、これ、おすすめです。
 
 
 
 
↓フジクラの動画です。

 
 
え?
なんでそんないいアイアン持ってたのに、94も叩いたのかって?
 
そりゃ、あれだよ。
セカンドがすべてユーティリティか5Wだったからだよ(笑)
(450Yのセカンドをショートアイアンで打つ男子プロって、まじ人間じゃない)
 
 
ちなみに、フジクラMCIシャフト自体のスイングした感じは、
ほどよい粘り系、で、モーダスからの移行に苦労はしませんでした。
カーボンなんですが、ショートアイアンとかは重いです。
カーボンとは思えません。
 
逆に5番アイアンとかは、あきらかにカーボンシャフトで振ってる感じがして、
ユーティリティ感覚に近いです。
 
あと、最初はちょっと「慣れ」が必要です。
スチールだとPWとかは普段、ぜったいに左にひっかけない打ち方をするじゃないですか。
ほとんどドローなんか打たないじゃないですか。
 
でもフジクラMCIは、ショートアイアンで、しっかりリストターンして振り切っても左に巻き込みづらいですね。
これはちょっと不思議な感覚でした。
きっと、ドライバーのカーボンシャフトの技術を応用してるんでしょうね
(最近のシャフトは、先調子でも左に巻き込まないですね!)
 
なので、最初はショートアイアン、こすり球ぎみでした。
かといって「捕まらない」わけでもないです。どっちにも行かないです。
なので、私の場合、一日で慣れました。